COLUMN

フォームローラーの活用法|Michael Boyle氏寄稿
日々新たなトレーニング理論が増えていく中で、インプットした内容を日常のクライアント指導にどう活かせばよいのか悩んでいるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。 本コラムでは、最新のトレーニング理論やそれを現場に活用するために必要な器具をご紹介します。ぜひ、日常の指導にお役立ていただけますと幸いです。 今回は Mike Boyle Strength & Conditioning(MBSC)の創設Michael BoyleがPERFORM BETTER本社のブランドサイトに寄稿した「Using Foam Rollers(フォームローラーの活用)」をご紹介します。既に多くの施設やチーム、個人に導入いただいているフォームローラーの活用法や効果を紹介しておりますのでぜひ最後までご一読ください。 はじめに 20年前、ほとんどのストレングスコーチやアスレティックトレーナーは、長さ90cmほどの円柱状のフォームローラーを見て、「これは何のためのものか?」と首をかしげていたことでしょう。それが現在では、ほぼすべてのアスレティックトレーニングルームや多くのストレングス&コンディショニング施設に、長さや硬さの異なる複数のフォームローラーが備えられています。 フォームローラーの普及の背景 フォームローラーが広く使われるようになったのは、マッサージに対する意識の変化によるものです。これまで私たちは、アイソキネティクスや電子機器を用いた怪我へのケアを中心にアプローチを行ってきましたが、より欧州的な手技による軟部組織のケアへと徐々にシフトしてきました。現在では、マッサージ、 Muscle Activation(MAT)、アクティブリリース(ART)などが、痛みや怪我を抱えたアスリートに非常に有効であることがわかっています。 エリートアスリートの間では、「健康を維持したければ、信頼できるマニュアルセラピストを味方につけるべき」という認識が一般的です。そのため、あらゆるレベルのアスリートが何らかの形で軟部組織のケアを求めるようになっています。 フォームローラーの意義 フォームローラーは、軟部組織へのケアの恩恵を大人数のアスリートに効率的に提供する手段として注目されました。エリートアスリートがさまざまな好影響を受けるのを見たコーチたちが、「大人数のアスリートに手頃なコストでマッサージを提供する方法は?」というを悩みから、フォームローラーの導入に至りました。 National Academy of Sports Medicine の会長、Michael Clark 博士(DPT, MS,...

ケトルベル完全ガイド|選び方・使い方・ダンベルとの違いまとめ
ケトルベルは、アスリートやプロスポーツチームの施設だけでなく、近年は民間のジムやフィットネスクラブ、パーソナルジムでも導入が広がっている定番器具です。省スペースで全身を鍛えられる便利さから注目されていますが、いざ導入を検討するとなると、 「どの重量を揃えればいいのか?」 「ダンベルとどう違うのか?」 「具体的にどんな使い方ができるのか?」 といったお問い合わせも少なくありません。 そこで今回は、過去に公開したケトルベル関連コラムを整理し、新たにポイントをまとめ直しました。ケトルベルの特徴やメリット、重量の選び方、代表的なトレーニング方法、そしてダンベルとの違いまでを体系的にご紹介します。 これからジムを開業する方や器具導入を検討している法人の方はもちろん、トレーナーやフィットネス愛好家の皆さまにも役立つ内容になっています。 ぜひ最後までご一読ください。 1. ケトルベルとは? ケトルベルは、やかん(kettle)のような形状をしたトレーニング器具で、持ち手と重心がずれていることが最大の特徴です。ダンベルと同じ「片手で扱えるウエイト器具」ですが、重心が握った手の外側にあるため、スイングやゲットアップといった独特の動きを可能にします。ジム開業や法人施設では、省スペースで多様なトレーニングを提供できるため、ダンベルと並んで導入されることが多い器具です。 2. ケトルベルのメリットと魅力 機能的な全身トレーニング:遠心力を活かし、体幹や下肢を含め全身を効率よく鍛えられる。 動的な負荷:不安定さを利用することで、安定性とバランス力を高められる。 省スペース性:限られたトレーニングエリアでも複数の種目を実施できる。 ダンベルでは得られない「動きの多様性」がケトルベル最大の魅力です。 3. ケトルベルの重量選びのポイント 重量の選び方はトレーニング対象や施設の利用者層によって変わります。 2〜10kg(軽量):初心者や女性、リハビリ目的に適する 6〜16kg(中量):最も汎用性が高く、パーソナルジムやプロチームでも標準的 24kg以上(重量):上級者や競技アスリート向け また、ジム開業時には「同重量をペアで揃える」ことも重要です。キャリー系のエクササイズやグループトレーニングでは、片手だけでなく両手で同じ重量を扱う場面が多いためです。 詳細な解説はこちら:ケトルベル重量選びのコラム 4. ケトルベルの握り方と使い方の基本 ケトルベルは握り方次第でフォームや効果が大きく変わります。特にケトルベルスイングでは、小指と薬指を強調して握り込み、人差し指を重ねるグリップが推奨されます。この握りにより肩の安定性(ショルダーパッキング)が高まり、正しいフォームを維持しやすくなります。 詳しくはこちら:ケトルベルの握り方解説記事...
ケトルベル完全ガイド|選び方・使い方・ダンベルとの違いまとめ

ジム開業|Next Gen Bouldering様
今回は、オリンピックメダリストの野中生萌選手がオーナーを務める「Next Gen Bouldering」に、弊社製品を導入いただいた事例をご紹介します。 この施設は、クライミングカルチャーの進化と次世代クライマーの育成を目指し開業されました。 Next Gen Bouldering公式ブランドサイトより: 「Next Genは、クライミングカルチャーの進化を目指すジムです。私たちはただクライマーを育てるのではなく、生み出すことにこだわります。子どもたちを育成し、世界へ送り出すことはもちろん、大人も含め、あらゆるクライマーがここから生まれる場所をつくります。しかし、私たちの使命はそれだけではありません。過去と現在をつなぎ、未来へと受け継ぐことも大切にしています。伝統を大切にしながら、新たな可能性を切り拓き、クライミングカルチャーをさらに盛り上げ、発展させていきます。」 1.ご依頼の経緯 野中選手の担当トレーナー、竹口さまから紹介いただいたご縁をきっかけに、ご依頼をいただきました。 長年トレーニングをともにし、野中選手のリクエストやトレーニングポリシーを熟知している竹口さまにも意見をお伺いしながら、最適なトレーニングスペースを形にしていく方針でプロジェクトがスタートしました。 2.ご相談時の要望 (1)トップアスリートも使用できる本格的なボルダリング施設にしたい (2)床材はトレーニングジムで使用されるラバーマットを希望 これらのご要望を元に、施設に最適なトレーニング器具の選定とレイアウト設計が行われました。 3.導入器具 導入された主な器具は以下の通りです: (1)ハーフラック ハーフラックは、アスリートのストレングストレーニングにおいて非常に重要な器具で、スクワットやデッドリフトなどの高負荷トレーニングには不可欠です。パフォームベターのスクワットラックは本体の重量が十分にあるため、高重量を扱う際でも安定性を確保し、トレーニングの質を高めます。 (2)ケトルベルラック ケトルベルラックは、ケトルベルを効率よく収納できるラックで複数の重量のケトルベルを整理し、トレーニングエリアを広く使うために役立ちます。スペース効率が良いため、少ない面積でケトルベル以外にも多くの器具を収納でき、ジムの整理整頓を助けます。 (3)アクアバッグ アクアバッグは水を入れて重さを調整できるトレーニング器具です。最近はアクアボールと合わせてアスリートのみならずパーソナルトレーニングジムにも不可欠なものとなっています。水で負荷を調整するような器具は器具を使うことが目的となりエクササイズだけを真似して本来の目的が曖昧になってしまうことが多にしてあります。竹口さんのようにトレーニングの原理原則やコンセプトを持って施設をデザインするトレーナーさんは器具の良さを更に引き立てますので、導入される際はエクササイズと合わせて得られる効果なども学ばれるとより有効活用ができるかと思います。 ⑷キャスター付きマットラック キャスター付きマットラックは、トレーニングエリアを効率的に使うために最適な収納ラックです。移動が簡単で、使いたい時に素早く設置できるため、限られたスペースを有効活用できます。今回はトレーニングエリアは競技練習前のストレッチでの使用も想定されているためマットと合わせて導入いただきました。 ⑸ケトルベル、メディシンボール など ケトルベルやメディシンボールは、アスリートのトレーニング効率を最大化するためにエクササイズの幅を広げることに役立ちます。パフォームベターのトレーニングツールは形状はもちろんですが表面の加工など細かな仕様にアメリカ本社が契約するトレーナーの意見が反映されており、さまざまなエクササイズに活用しやすくなっております。これによりアスリートのトレーニング時の不要なストレスを軽減し安全で集中できるトレーニング環境を提供します。 4.まとめ...
ジム開業|Next Gen Bouldering様

【ジャムボール】活用の幅を広げるエクササイズ動画
今回は人気商品ジャムボールを使用したエクササイズバリエーションをご紹介いたします。 エクササイズのポイントや活用シーンの例なども記載しておりますので、ぜひ最後までチェックいただけますと幸いです。 爆発的な回旋パワーを鍛える「スプリットスタンス × チョップ」エクササイズ スポーツ動作に欠かせない爆発的な回旋パワーを鍛えるツールとして、ジャムボールは非常に有効です。 特に、ジャムボールを使用してのチョップ系のエクササイズは、跳ね返りを気にせずに、コンセントリックフェーズにフォーカスして動作を遂行できる実践的なエクササイズとして、現場で多く活用されています。 今回は、以下の2種のエクササイズをご紹介します。 Rot-Para-Horiz JB Chop Split Switch NCM ポイント: ・近位から遠位への”Kinetic Linking”を用いて動作を行う・可能な限り素早く前後の脚をスイッチする・爆発的にボールを壁に投げつける 活用シーン例: ・野球、テニス、ゴルフなどのスポーツにおける、回旋パワーの強化・水平方向への力の伝達効率の改善・強化 Rot-Perp-Vert JB Lateral-Chop Split NCM ポイント: ・近位から遠位への”Kinetic Linking”を用いて動作を行う・反動を使わずに、予備収縮を用いて動作を行う・爆発的にボールを地面に叩きつける 活用シーン例: ・野球、テニス、ゴルフなどのスポーツにおける、回旋パワーの強化・垂直方向への力の伝達効率の改善・強化...
【ジャムボール】活用の幅を広げるエクササイズ動画

vol.13 動画|スーパーバンドを使用したエクササイズバリエーションのご紹介
今回はオンラインショップで公開中の「MINI BAND & SUPER BAND Lab.」より、スーパーバンドを使用したエクササイズバリエーションをご紹介いたします。 エクササイズの目的や重要なポイントなども詳しく記載しておりますので、ぜひ最後までチェックいただけますと幸いです。 3 Step Deceleration(Forward) 目的・エクササイズ特性 ・下肢の強化(レジスタンス)+体幹部の安定・減速時における延伸性収縮の獲得 ターゲット 臀筋群・大腿四頭筋・ハムストリングス・コア 使用アイテム スーパーバンド 1.9cm幅 イエロー 動作手順 1.スーパーバンドの中に体を入れ、ラックから離れたところに立つ。2.ラックに向かって3歩走るようにステップし急停止する(バンドの張力に負けないようにしっかりと下肢でスピードを止める) 重要なポイント ・体幹部のニュートラルポジションを維持する。・ニーインを起こさないようにする。・膝関節+股関節屈曲を同時に行いコーディネートされた(協調性のある)遠心性収縮を行う。 コーチングキー スーパーバンドの力に引っ張られないようにしっかりと前脚で地面を踏みしめる。 よくあるエラー ・ニーイン(膝が内側へ入る)・つま先荷重 セッティング手順 1.スーパーバンド2本を結ぶ。2.スーパーバンドをラックにつける。 2...
vol.13 動画|スーパーバンドを使用したエクササイズバリエーションのご紹介

ジム開業|ロゴ入り床材・ラック導入(PADDLE pilates銀座店様)
今回は、2024年10月にオープンしたPADDLE pilates銀座店様の、トレーニングエリア導入事例をご紹介します。 施設について 2022年8月に表参道でオープンしたPADDLEピラティスは、姿勢・動作・不調改善を専門とする完全予約制のパーソナルスタジオです。代表の渡邉真悟さんは、機能解剖学・自律神経・呼吸の知識を融合させた高品質なセッションに定評があり、現在では予約7~8ヶ月待ちとなるほどの高い人気を誇ります。2024年10月に新たにオープンした銀座店では、 既存のピラティス指導に加え、より多角的な動作アプローチを可能にするストレングストレーニングエリアが設置されました。弊社では、この空間における床材・トレーニング機材・収納ラックの導入をサポートさせていただきました。 ご相談時の要望 ご相談いただいた際、以下のような明確なご要望を伺いました。 ・ピラティスに加えて、 より多角的な動作アプローチが可能な空間を確保したい ・高重量のトレーニングでも床を傷つけない、衝撃吸収性の高い床材を導入したい ・高強度トレーニングにも耐えられる、安定性の高いハーフラックを設置したい それぞれの目的に対して、 機能性・耐久性・空間効率を重視したご提案を行いました。 1.衝撃吸収に優れた「床材」 トレーニングエリアの床材には、30mm厚のSPORTEC Styleを導入。優れた衝撃吸収性と耐久性により、シャフトなどの高重量トレーニングでも床を傷める心配がなく、静音性や安全性にも優れた仕様です。ピラティスエリアに影響が出ないよう、ハーフラック周辺のみに範囲を限定して施工しました。さらに、 床材にはPADDLE様のロゴをプリントした特注デザインをご採用いただき、ブランドイメージの一体感にも配慮しています。 2.高重量の利用にも耐えるプロ仕様のハーフラック トレーニング機材としては、弊社オリジナルのPBハーフラックを採用いただきました。堅牢な構造により、スクワットやデッドリフトといった高重量トレーニングにも対応可能で、安定した使用感を維持しながら、安心・安全な指導環境を提供します。また、 ラックに備えられた懸垂バーは、壁面設置が難しい施設でもサスペンション器具の使用や懸垂動作が可能です。角度をつけたプッシュアップなど、空間を活かした多彩なトレーニング展開にも活用されています。 3.さまざまなツールをまとめて収納できるハロスストレージラック 今回の導入にあたり、ハイドロベスト、アクアボール、アクアバッグ、バナナステップ、ケトルベル、メディシンボール、スタビバー、エクササイズバンド各種など多彩なトレーニングツールも合わせて導入いただきました。それらを効率よく整理・管理できるよう、多段式で収納力の高いハロスストレージラックを設置しました。使用頻度や種目別に器具を配置できることで、限られたスペースでも導線を確保しながら快適にご利用いただける環境が整いました。 ご紹介した器具や施設の開業にご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

vol.12 動画|スーパーバンドを使用したエクササイズバリエーションのご紹介
今回はオンラインショップで公開中の「MINI BAND & SUPER BAND Lab.」より、スーパーバンドを使用したエクササイズバリエーションをご紹介いたします。 エクササイズの目的や重要なポイントなども詳しく記載しておりますので、ぜひ最後までチェックいただけますと幸いです。 Side Lunge + Pallof Press 目的・エクササイズ特性 ・下肢の強化(レジスタンス)+体幹部の安定・減速時における延伸性収縮の準備 ターゲット 臀筋群・大腿四頭筋・ハムストリングス・コア 使用アイテム ・スーパーバンド 0.7cm幅 オレンジ ・スーパーバンド 1.9cm幅 イエロー 動作手順 1.片方のバンドを手で把持、もう片方に体を入れた状態でラックから離れて立つ。2.サイドランジを行い、着地と同時に胸の前へ両手を伸ばしスーパーバンドの張力に耐える。 重要なポイント ・体幹部のニュートラルポジションを維持する。・体幹部の共同収縮または腹腔内圧を高めて体幹部がブレないように行う。 よくあるエラー ・ニーイン(膝が内側へ入る)・腰部伸展 セッティング手順...
vol.12 動画|スーパーバンドを使用したエクササイズバリエーションのご紹介

【新製品】SIGNATURE SERIESのご紹介
いつもパフォームベタージャパンのコラムをご覧いただきありがとうございます。 今回はPERFORM BETTERブランドの新製品SIGNATURE SERIESをご紹介いたします。今回の新規取扱に伴い、事前の仕様チェックとしてファウンダーの北島康介とアメリカ本社にも出張に行ってきました。 SIGNATURE SERIESは昨今のトレーニング器具では主流になってきているスクワットラック同士を連結させたり、収納ラックや懸垂バーをラックの間に入れてスペースの効率化やジム内の移動を最小限に抑えるなど利便性に優れたシリーズです。 1.SIGNATURE SERIESの主な特徴 SIGNATURE SERIESは、スクワットラック同士の連結や、収納ラックと懸垂バーを効率的に配置することでジム内のスペースを有効に活用することができます。さらに、ECTスリーブやラットプルダウン、ジャマーアームズなどトレーニングツールをアタッチメントとして取り付けることでラックの利便性が向上します。 このシリーズはアスリート向けに開発されましたが、一般のフィットネス愛好者向けのジムでもスペースの効率化に非常に役立ちます。 ⑴ラックの組み合わせが選べる ラック同士の連結 SIGNATURE SERIESはハーフラック、ダブルハーフラック、パワーラックの3種類のラックをご用意しています。それぞれのラックを好みのレイアウトで組み合わせることで理想のトレーニングルームを作ることができます。 パワーラックやハーフラックを横並びや向かい合わせに連結することで、ジム内のスペースを最大限に活用できます。 縦長のジムではスクワットラックを壁沿いに効率的に配置することができ、広いジム空間を確保できます。 また、向かい合わせに配置すれば同時に多くの人がトレーニングを行えるため、チームスポーツでのトレーニングにも最適です。 横並びの連結 ハーフラックを横並びに配置することで奥行きも最小限に抑えられ、フリースペースや他の器具の配置に余裕が生まれます。収納ラックも連結すれば重量のある器具を効率的にまとめ、トレーニングバリエーションも広がります。 向かい合わせの連結 スクワットラックを向かい合わせで連結すると、限られたスペースでも同時にトレーニングできる人数が多く確保できます。また、片側をパワーラックにするとラック内外のセーフティバーを活用して、同時にトレーニングできる人数が更に増えます。チームスポーツで多くのアスリートが同時にトレーニングを行う場合に最適です。 スクワットラックを壁沿いではなく一角にまとめたい場合はパワーラックを向かい合わせにすることで四角形に近い形でレイアウト可能です。 ⑵収納ラックとの連結 スクワットラックの間に収納ラックを連結することで、メディシンボールやケトルベル、ダンベルなどの重量器具を効率よくまとめることができます。最大5列の収納トレイを設置可能で、十分な収納スペースを確保できます。 ⑶ラットプルダウン、ロープルを設置 スクワットラック以外にもパワーラックやハーフラックにラットプルダウンやロープルを反対側の柱に設置できます。これにより、個別に器具を設置するよりもラックのスペースを有効活用できます。壁際のデッドスペースも使えるため、ジム全体の効率化が図れます。 2.トレーニングツールで効率的なトレーニングとスペース活用 ⑴ランドマインアタッチメント(ECTスリーブ) ラックのベース部分に取り付けることでランドマインエクササイズをラック付近で行えるようになります。従来のECTスリーブではバンパープレートを錘として固定する必要がありましたが、ラックに固定することでトレーニング時のセッティングの手間も大幅に軽減されます。...
【新製品】SIGNATURE SERIESのご紹介

vol.11 動画|スーパーバンドを使用したエクササイズバリエーションのご紹介
今回はオンラインショップで公開中の「MINI BAND & SUPER BAND Lab.」より、スーパーバンドを使用したエクササイズバリエーションをご紹介いたします。 エクササイズの目的や重要なポイントなども詳しく記載しておりますので、ぜひ最後までチェックいただけますと幸いです。 Drop Off Jump 目的・エクササイズ特性 下肢の着地制御(リグレッション) ターゲット 臀筋群・大腿四頭筋・ハムストリングス・コア 使用アイテム ・スーパーバンド 1.9cm幅 イエロー ・フォームプライオボックス H61cm 動作手順 1.プライオボックスの上に立つ。2.ボックスからジャンプし、バンドの張力を活用して体重負荷を軽減させながら、正しく着地する。 重要なポイント ・ニーインを起こさないようにする。 ・膝関節+股関節屈曲を同時に行いコーディネートされた(協調性のある)遠心性収縮を行う。 コーチングキー なるべく音を立てないように滑らかに着地する。 よくあるエラー ニーイン(膝が内側へ入る) セッティング手順...
vol.11 動画|スーパーバンドを使用したエクササイズバリエーションのご紹介

vol.10 動画|スーパーバンドを使用したエクササイズバリエーションのご紹介
今回はオンラインショップで公開中の「MINI BAND & SUPER BAND Lab.」より、スーパーバンドを使用したエクササイズバリエーションをご紹介いたします。 エクササイズの目的や重要なポイントなども詳しく記載しておりますので、ぜひ最後までチェックいただけますと幸いです。 All Four Leg Extension 目的・エクササイズ特性 臀筋群の活性化(レジスタンス) ターゲット 臀筋群・コア 使用アイテム ・スーパーバンド 0.7cm幅 オレンジ 動作手順 1.バンドを両手首・片足にかけ四つ這い姿勢をとる。 2.姿勢を崩さないようにし、バンドをかけた脚を股関節伸展する。 3.臀筋群の収縮を感じる。 4.【応用】股関節を回す動作を入れると、より股関節周囲の筋肉収縮が感じられる。 重要なポイント 体幹部のニュートラルポジションを維持する。 コーチングキー 股関節伸展時に腰部伸展を行わないようにする。 よくあるエラー ・股関節伸展ができない...
vol.10 動画|スーパーバンドを使用したエクササイズバリエーションのご紹介

ジム開業|病院内トレーニングエリア新設 (福山かた・ひざ・こしのクリニック様)
日頃よりパフォームベタージャパンをご愛顧いただきましてありがとうございます。 今回は、クリニックの増築に伴い、トレーニングエリアを新設した 福山かた・ひざ・こしのクリニック 様 の事例をご紹介します。 施設について 福山かた・ひざ・こしのクリニック様は、受傷から競技復帰までのリハビリを中心に、将来的には競技復帰後のパフォーマンスアップまでサポートできる体制を視野に入れた、メディカルフィットネスへの展開を目指すクリニックです。対象は、高校生から50代までの学生アスリートやスポーツ愛好者が中心で、回復期からパフォーマンス強化期まで一貫した支援を提供されています。 ご相談時の要望 ご相談いただいた主な内容は以下3つです。 1.リハビリ患者の関節への負担を軽減するため、衝撃吸収に優れたラバーマットを選定したい 2.サスペンションを用いたグループレッスンを実施するための設備を整えたい 3.高負荷を扱えない患者でも安全に使用できるマシンを導入したい 1.衝撃吸収に優れた「床材」 施設内の床材には、ドイツ製のSPORTECラバーマットを施工。 衝撃吸収や吸音効果をはじめ、高重量のダンベルやバーベル、マシンからの耐摩擦性にも優れた高品質のマットです。リハビリやパフォーマンス向上を目的とした患者にとって関節の負担を軽減できる床材は非常に重要な要素です。また、選定にあたっては、患者の身体への負担を軽減することはもちろん、長時間指導するトレーナーの身体的負担軽減も配慮しています。 2.サスペンションを用いたグループレッスンに必要な「雲梯」 サスペンションを用いたグループレッスンの実施を想定し、天井に雲梯を設置しました。 こちらは、弊社からご案内させていただいたnexport横浜中華街店様の施設見学を通じて、導入いただいたものです。雲梯は1からのオーダーメイド商品のため、サイズはもちろんバーの間隔や高さなどの細部にもこだわった設計となっています。また、今回の仕様はシンプルなですが、以下のように目的に応じたカスタマイズも可能です。 側面にもバーを追加して左右の動きに対応させる 回転機能を加える 3.高負荷を扱えない患者でも安全に使用できる「ファンクショナルトレーナー」 空気圧により常に一定の負荷を作り出すことで、動作速度に関わらず安定した負荷をかけることができるマシンです。身体への負担軽減にもつながるため、リハビリでの使用を想定し導入いただきました。また、プレートの重りでは実現できないグラム単位での細かい負荷の調整が可能なため、アスリートはもちろん子供から高齢者に至るまで幅広い世代の方に安全にご使用いただけます。 ご紹介した器具や施設の開業にご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。 株式会社パフォームベタージャパン

【ミニバンド】活用の幅を広げるエクササイズ動画|PBのミニバンドが高耐久の理由
今回は定番商品のミニバンドを活用したエクササイズをご紹介いたします。定番商品であるが故に活用方法が固まってきてしまうと思いますが、本メールがエクササイズのバリエーションを増やすヒントになれば幸いです。また、PERFORM BETTERブランドのミニバンドが高品質な理由についてもご紹介しておりますのでぜひ最後までご一読ください。 Staggered Zigzag Walk + Shoulder Packing 目的、エクササイズ特性 殿筋群とコア・肩甲帯の協調 動作手順 1.膝の上と足首と手首にミニバンドをセットする。 2.肩のパッキングをしてから、スタッガードポジションになる。 3.肩のパッキングをしたまま、ジグザグにリニアウォークを行う。 Comerford Hip Complex 目的、エクササイズ特性 殿筋群の活性化 動作手順 1.膝の上にミニバンドをセットし、側臥位になる。 2.踵をつけたまま、股関節の内外旋を行う。(中殿筋後部線維) 3.大腿をやや離したまま、股関節の内外旋を行う。(中殿筋前部線維) 4.股関節外旋ポジションを保ったまま、股関節の内外旋を行う。(中殿筋後部線維+中殿筋前部線維) 5.股関節0度伸展ポジションを保ったまま、股関節の内外旋を行う。(大殿筋+中殿筋後部線維) Side Bear Crawl ...
【ミニバンド】活用の幅を広げるエクササイズ動画|PBのミニバンドが高耐久の理由

ジム開業|野球×トレーニング BEYOND BASE (大阪府 北加賀屋)
今回は、大阪に新たにオープンしたトレーニング施設「BEYOND BASE」さまの開業事例をご紹介いたします。 1.ご相談時の要望 オーナーの木村さんはMLBやプロ野球をはじめ、学生、社会人などのアマチュアのトップ選手のトレーニングや野球の技術指導をされています。2023年からは現場指導以外に、オンラインサロンを中心とした野球の技術やトレーニングに関わる発信を行い、多くの野球選手へ有益な情報を提供しています。これまでフリーのトレーナーとして活動していた木村さんが、新たに自身の施設を持つにあたり重要視したポイントは以下の2つです。 野球の技術練習ができる人工芝エリア アスリートに対応する充実のウェイトトレーニングエリア 2.野球の技術練習ができる人工芝エリア この施設の最大の特徴は「野球の技術練習を十分に行える」ことです。人工芝のエリアには防球用ネットが設置されており、屋外グラウンドと同じ感覚で、力を加減せずに打撃や投球を行うことができます。人工芝の選定にあたっては、身体への負担を軽減するクッション性と野球の技術練習に適した耐久性を重視し、ご提案いたしました。さらに、技術練習に伴う摩耗のストレスを考慮し、長く快適に使用できる仕様となっています。また、仮設のブルペンやバッティングゲージなども導入され、非常に充実した練習環境が整っています。 3.身体作りができるウェイトトレーニングエリア 野球の技術練習エリアと並列して設置されているのが、ウェイトトレーニングエリアです。木村さんが担当するクライアントには、トップレベルの野球選手や、各年代でトップを目指す選手が多くいます。そのため、技術練習と並行して高品質なトレーニングを実施できる環境が求められ、充実した器具と床材の導入が不可欠でした。 導入器具 (1)Signature Series (連結可能なパワーラック・ハーフラック) BEYOND BASEさんに導入いただいた中でメインとなる器具は、PERFORM BETTERブランドの新製品「Signature Series 」のラックです。このシリーズは、パワーラックやハーフラック同士の連結と、豊富なタッチメントを選択して施設の用途に応じたカスタマイズが可能であることが特徴です。BEYOND BASEさんには、パワーラックとハーフラックの間に収納ラックを組み込んで連結し、さらにジャマーアーム、ラットプルダウン、ECTスリーブ、ロープアンカーを導入いただきました。この設備により、激しいトレーニングだけでなく、多種目のウェイトトレーニングが可能となり、幅広いアスリートに対応できる環境が整いました。 (2)セーフティスクワットバー アスリートや特に野球選手のトレーニングにおいて必要不可欠な器具がセーフティスクワットバーです。このバーには専用のハンドルが付いており、クライアントが顔の前でバーを支えられ、さらにパッドが付属していることで肩や首への負担を軽減しながら高重量のトレーニングを安全に実施できます。オーバーヘッドスポーツの選手や、肩、首に不安のあるアスリートがスクワットをする際には特にオススメです。BEYOND BASEさんには、ピッチャーのクライアントも多いため、施設の構想段階から導入を決めていました。 (3)プライオボックス アスリートのパフォーマンス向上に必要不可欠な器具として、プライオボックスも導入いただきました。プライオメトリクスのトレーニングで、ボックスに飛び乗る、またはボックスから降りるなど様々な用途でご活用いただけます。PERFORM BETTERのプライオボックスは、適度な重量による安定性と柔らかさが特徴です。商品開発段階はもちろん、販売後も現場で活躍するトレーナーの意見を取り入れながら改良を続けており、実際の使用感に優れた仕様となっています。これにより、トレーニング中の転倒リスクを軽減し、意図せずボックスに接触した場合でも、すねや膝を痛めにくいため、安心してトレーニングいただけます。 (4)ラバーマット すべてのトレーニングの安全性と効果を高めるために欠かせないのが、適切な床材の導入です。今回は、アスリートのトレーニングに適した適度なグリップ力とクッション性、耐久性を兼ね備えた8mm厚の「SPORTEC color 15」を導入いただきました。高重量のダンベルやメディシンボールの打ち付け、クライアントの激しい動きまでを想定した、安全面に配慮されたラバーマットです。このほかにも、ケトルベルやメディシンボール、アクアバッグ、オプティバーなどさまざまなツールも導入いただいています。...

【ケトルベル】悩みがちな重量選び〜活用方法まで一挙にご紹介
パフォームベタージャパンの定番商品でもあるケトルベルですが、「使い方や適切な重量がわからず導入を迷っている」という声も多く耳にします。そこで今回は、ケトルベルの特徴からエクササイズバリエーションまで、改めてご紹介いたします。施設にあると非常に便利な器具ですので、ぜひご検討ください。 特徴は「特有の形状」と「重心位置」 ケトルベルは、その名の通り“kettle = やかん”のような形状の持ち手と重心位置が特徴です。重心が握った手の外側に位置することで、ケトルベルスイングやターキッシュゲットアップなどのエクササイズにおいて重要な役割を果たします。この特性を活かしたエクササイズには多くのバリエーションがあり、アスリートだけでなく、フィットネス愛好家の全身強化にも活用されています。 重量の選び方の目安 パフォームベタージャパンでは2kg~44kgまで幅広い重量のケトルベルを取り揃えています。ラインナップを見る 施設のトレーニングコンセプトやお客様のニーズに合わせてお選びください。 ■2kg~10kg (軽量) アスリートのコレクティブエクササイズからフィットネス愛好家のトレーニングまで活用可能 ■6~16kg (中量) 最も汎用性が高く、プロスポーツチームからパーソナルトレーニングジム、女性向けフィットネスなどさまざまな施設におすすめ ■24kg以上 (重量) アスリートや上級者向け 「握り方」で変わるエクササイズ効果 ケトルベルの握り方は、エクササイズの効果を最大化するために重要です。特にケトルベルスイングを行う際は、小指と薬指を強調して握り込むことを推奨しています。 この握り方により、肩のパッキングがしやすくなり、安定性が高まり、正しいフォームを維持しやすくなります。パフォームベタージャパンのケトルベルは、手にフィットしやすい形状とサイズで設計されており、長時間使用しても手の甲や指が痛くならず、トレーニング効果を最大限に引き出すことができます。ケトルベルの握りやすさは、エクササイズのパフォーマンス向上と安全確保に不可欠な要素です。 握り方について詳しく知りたい方は以下のコラムもご覧ください。ケトルベルの握り方 4種のエクササイズ紹介 ケトルベルはその独特な形状と重心により、他のトレーニング器具では難しいエクササイズもスムーズに行うことができます。今回は、ケトルベルの形状を活かした単体で実施可能なエクササイズを3つ、別の器具と組み合わせて相乗効果を生み出すエクササイズを1つご紹介します。 1.ケトルベルスイング 2.ターキッシュゲットアップ 3.アームバー 4.【組み合わせ】ケトルベル × スーパーバンド オリンピックバーにスーパーバンドでケトルベルを結びつけると、ケトルベルの動きが不規則になります。本来、不安定な環境でのトレーニングにはアクアバッグやアクアボールなどの専用の器具が必要ですが、その代替品としての活用もおすすめです。トレーニングバリエーションの拡大にぜひご活用ください。...
【ケトルベル】悩みがちな重量選び〜活用方法まで一挙にご紹介

ジム開業|壁や床に器具やラックを固定する際の注意点
今回は、施設の壁や床に器具や収納ラックを固定する場合の注意事項についてご紹介いたします。施設開業時のテナント契約や建物の設計段階で事前の確認が漏れると、床への固定ができず、希望のラックを最適な場所に設置できないケースもありますので注意が必要です。 トレーニング器具 (1)スクワットラック トレーニング施設に欠かせないスクワットラックですが、パフォームベターのハーフラックのように本体の重量が十分あるモデルであれば、床に固定しなくても、本体とプレートホルダーに設置しているプレートの重さで安定させることが可能です。そのため、床に固定せずに使用している施設も多く見られます。ただ、「本体重量の軽いモデル」や、「複数台を連結させて横長になるモデル」の場合は安全性の観点から固定することをお勧めしています。画像のスクワットラックは、Perform Betterの新シリーズ「Signature Series」です。ラック同士を横並びまたは向かい合わせに連結したり、収納ラックやラットプルダウンなどを組み合わせて設置できる仕様になっています。単体でも床に固定せずに使用できますが、ハーフラックと比べて本体重量が軽いため、スクワットラックや連結先の収納ラックを含め、床に固定することをおすすめしています。 【固定時の注意点】 1.使用するボルトと固定箇所 ・各支柱のベースにある4か所のボルト穴を使い、床のコンクリートに固定してください。 *支柱が4本ある場合は、合計16本のボルトが必要になります。 2.ボルト埋め込みと床材の厚み ・10cmのボルトを使用することで、約9cm程度がコンクリートに埋まる設計です。 ・床材の上からボルトを固定する場合は、床材の厚みや周辺の条件を踏まえて、必要に応じてボルトの長さを変更してください。 3.コンクリート内の鉄板の有無 ・コンクリート内部に鉄板が埋め込まれている場合があります。事前に建築図面などを確認し、10cmのボルトがしっかり埋め込めるかご確認ください。 (2)ファンクショナルトレーナー ファンクショナルトレーナーをはじめとするケーブルマシンは床に固定せずに使用することも可能ですが、その場合は1.4m程度のベースの足を左右に設置する必要があります。安全性の面ではどちらでも問題はありませんが、トレーニングスペースを有効活用したい場合は床への固定をお勧めいたします。 【固定時の注意点】 1.使用するボルトと固定箇所 ・ベースにある4か所のボルト穴を使い、床のコンクリートに固定してください。 2.ボルト埋め込みと床材の厚み ・必要なコンクリート厚:127mm(コンクリートへのアンカー最低埋め込み量:76mm) ・床材の上からボルトを固定する場合は、床材の厚みや周辺の条件を踏まえて、必要に応じてボルトの長さを変更してください。 3.コンクリート内の鉄板の有無 ・コンクリート内部に鉄板が埋め込まれている場合があります。事前に建築図面などを確認し、10cmのボルトがしっかり埋め込めるかご確認ください。 (3)トレーニングロープアンカー トレーニングロープはスクワットラックや収納ラック、スレッドに固定するケースもありますが、ロープアンカーを壁に設置して固定することも可能です。ラックやその他の器具に固定すると本来の目的での使用が制限されるため、スペースに余裕がある際はアンカーの設置をお勧めしております。 【固定時の注意点】 1.使用するボルトと固定箇所 ・ベースにある4か所のボルト穴を使い、壁に固定してください。...
ジム開業|壁や床に器具やラックを固定する際の注意点
ジム開業・改装などを
検討中の方へ

施設見学・一括お見積もりを承っております
導入器具に関するご相談はもちろん、物件選びや施設レイアウト、床材の選び方などの初期段階からご相談いただけます。時期未定、構想段階でも構いませんので、お気軽にご相談ください。
詳しく見る
無料のお役立ち資料を配布しております
物件選びや床材の選び方、施設レイアウト、器具の選定などで押さえておきたいポイントをまとめた全30ページの資料です。ジムの開業や、トレーニングルームのリニューアルを検討している方にもお役立ていただけます。
PDFをダウンロードする