COLUMN
ジム開業 | ラバーマットの種類と選び方
今回は施設を設営する上で重要な要素になる「床材」についてご紹介します。 床材の種類については以前にもコラムでご紹介していますが、今回は「ラバーマット」にフォーカスしてご紹介させていただきます。 床材選びに迷われている方や、床材について考える機会がなかった方にとって、少しでもご参考にりましたら幸いです。 ※施設の床材についてのご紹介(過去のコラム) 1. 多様なニーズに対応できる万能型「ロール材」 ロール材は多様なニーズに応えることができる万能タイプで、トレーニング施設以外にもスタジアムや小売店、展示ホールなどでご使用いただいています。6mm〜10mm程度の厚みで、1ロールあたり8m〜12mほどの長さのご用意があります。 定番のブラック系統のカラーをはじめ、施設内を無骨な雰囲気ではなく、日常的な空間に近づけたい方に人気のコルク調のカラーなど、施設のコンセプトに合わせたカラーをお選びいただけます。施工は接着剤を使用しますので、物件選びの際に事前に確認が必要です。 ご希望の物件で接着施工がNGの場合には、以下でご紹介する接着材を使用しないタイル材やパズル材がおすすめです。 2. 厚みがあり、衝撃吸収と防音性に優れた「タイル材」 次に、高い衝撃吸収と防音性を発揮するタイル材のご紹介です。15mm~70mmの厚さがあり、2層構造(厚みのあるものは3層構造)とロール材よりクッション性に優れています。 重量物の床面への衝撃は下地のコンクリートや階下への衝撃振動などもたらす恐れがあるため、しっかりとした対策が必要となりますが、タイル材は重量物落下による損傷にも強いため、ダンベルやバーベルなどを扱うウエイトエリアの床材としてもおすすめです。この特性を生かして、ウエイトエリアだけタイル材にして他のエリアはロール材にするなど、エリアによって分けることも可能です。お悩みの際はご相談ください。また、タイル材は前述の通り、置き敷きや専用コネクターなど接着剤を使用しない施工が可能な点も利点の1つです。 3. 必要な分だけ組み合わせて使える「パズル材」 名前の通り、マット同士をパズルのように組み合わせて設置します。そのため異なる色の組み合わせが簡単にできパズル材ならではの幅広いデザインを可能にします。また、6mm~10mmの厚さがあり重量もあるマットのため安定性にも優れています。画像のように一部のエリアだけ敷きたい場合でもご使用いただける点や設置もご自身で行える点からコストを抑えたい方におすすめです。 【参考】ラバーマットに関連したお役立ち情報 タイル材とのつなぎ目の段差は「スロープ」でなくす 一部のエリアだけタイル材を施工した場合に生じる段差を解消します。段差をなくすことで、タイルエリアへ出入りする際につまずくリスクを軽減します。 ラバーマットへの「ペイント」も可能 ラバーマットは、敷設後にウレタン塗装によるペイントも可能なため、会社やチームのロゴや陸上トラックのレーンなどをペイントすることができます。 今回は、よくお問い合わせいただくことが多いラバーマットにフォーカスした内容でご紹介させていただきました。 床材選びに迷われている方や、床材について考える機会がなかった方などへ少しでも参考になれば幸いです。 株式会社パフォームベタージャパン
ジム開業|FLUX 六本木
今回はパフォームベタージャパンが施設プロデュースを担当する FLUX CONDITIONINGS の新施設がオープンしましたのでご紹介いたします。FLUX CONDITIONINGSは2015年に代官山でオープンしたトレーニングジム、カフェ、流水プール、スパ、指圧マッサージ等を一つの施設に集約させた統合型トレーニングソリューション施設です。PERFORM BETTER JAPANも同年に設立され、施設プロデュースを担当し、機材や床材の選定以外にもセミナーや研修のお手伝い、またFLUX CONDITIONINGSのトレーナーにパフォームベタージャパンサミットをサポートいただいたりとお互いの事業の多くを協業しております。 3店舗目として六本木にオープン FLUX CONDITIONINGS 代官山店のオープン以来、2021年の下北沢に続き3店舗目の施設として六本木に新店舗がオープンしました。メイン顧客は30代以上の高所得の男性で、施設にはジム以外にもマッサージルームと高温サウナ、水風呂が導入されておりトレーニング以外の用途でも日常的な使用を想定しています。 施設を作る上でのポイントは以下の通りです。・パーソナルトレーニングとフリー利用の併用・一度に使用する人数は最大で5名程度を想定・メインターゲットはトレーニング愛好家の30代以上の男性 1.床材 トレーニング、ストレッチなどエリアごとに色を変更 新店舗では1フロアにトレーニング、ストレッチ、マッサージができるエリアをそれぞれ作る必要がありました。また、フリー利用時でも会員さん同士のストレスを軽減するためにお互いが「導線やパーソナルスペースで干渉しない」よう配慮し、かつスペースを有効的に活用できることもポイントでした。器具や収納ラックで「エリア分け」と「スペースの有効活用」も可能ですが、ラックのサイズが合わなかったり、意図した器具が置けずにジムの効率が下がり本末転倒になるケースもあります。それらを考慮した上で、今回は「床材の色」でエリアを分けることにしました。画像のようにトレーニングエリアをグレー系、ストレッチ、マッサージエリアをブラウン系にして視覚的にエリアが異なることを認識させ、フリー利用の会員さんにも施設側が意図しない場所でトレーニングやストレッチを実施しないように明確化しています。マシンがあるエリアはトレーニングエリアだと明確になりますが、ストレッチや自重トレーニングのエリアが曖昧だと会員さん同士のパーソナルスペースに影響が出てストレスを感じる可能性もございます。エリア分けの方法の1つの参考にされてください。 *施工後のレイアウト変更で床材の色を変えるのは、手間と費用が掛かりますのでご注意ください。レイアウト変更に影響の無い箇所への施工をおすすめします。 2.導入器具とマシンレイアウト パーソナルトレーニングで使用する頻度の高い器具を壁際に配置 ハーフラックやファンクショナルトレーナーなどのパーソナルトレーニングで使用する頻度の高い器具を壁際に配置し、ラッチプルダウンやレッグカール・エクステンションなどのウエイトスタックのマシンは中央にレイアウトしています。比較的安全性の高いウエイトスタックのマシンは間隔を詰めて置いても安全性がある程度確保されるため、中央にまとめることで会員さんの利便性を向上させ、同時に壁際のスペースを確保することでパーソナルトレーニングでハーフラックを利用する場合の安全性も確保しました。また、有酸素マシンはバイクと自走式のトレッドミルを導入していますが、自走式のトレッドミルの後ろのスペースは確保してバイクは空いたスペースに配置し、会員さまの安全性と導線を両立させています。 トレーニング以外の設備 FLUX CONDITIONINGS六本木ではトレーニングルーム以外のサウナ、水風呂と合わせて更衣室内も充実しており仕事や会食の合間にも不自由なく利用できるよう配慮されています。立地やメイン顧客によって重要視する設備が異なりますのでご自身の施設にあった導入設備をご検討ください。導入器具や設備に関するお問い合わせはパフォームベタージャパンまでご連絡ください。FLUX CONDITIONINGS六本木への直接の施設見学のお問い合わせはご遠慮ください。
ジム開業|天井・壁・床の押さえるべきポイント
今回はジム、トレーニングスペースを作る上で見落とされがちな「施設の天井・壁・床」についてご紹介いたします。パーソナルジム、スポーツチームのトレーニングルームなど、どんな施設でも重要なポイントですので参考になれば幸いです。 1.天井:最低2800mmの高さが必要 トレーニングを実施するうえで、施設内の天井は最低でも2800mmは確保することが理想です。スクワットラックやケーブルマシンを有効的に活用したり、両手を挙上した状態でツールを持ったり、プライオメトリクスのトレーニングを実施するのであれば、日本人の平均身長を踏まえると最低限必要な高さだと考えています。ただ、一般的なマンションやオフィスビルだと2500~2600mm程度の高さが多く、目的に応じたトレーニング種目が提供できないことが多く見受けられます。その場合には、天井高を確保するために既存の天井を撤去し配管などが露出した状態にするケースもございます。高さを確保することで、雲梯や懸垂バーなどの設置が可能になり設備の選択肢が拡がるメリットもございます。建物の構造上や消防法などで天井が抜けないことも多々ありますので、物件契約前のご確認をおすすめいたします。 2.壁:強度や振動、汚れを考慮する 施設内の設備で一番見落とされがちなのが壁です。用途別に注意すべき点として、以下のものが挙げられます。 壁に手をつくウォールドリル 壁に少し体重をかける程度のウォールドリルであれば強度はさほど心配しなくても問題ないですが、音や振動がジム内や他の階、部屋に伝わってしまう恐れもありますので、近隣のテナントの状況や壁の強度などを事前に確認しておくことをおすすめします。 足の裏を壁につくエクササイズ ウォールドリルと同様に最低限の強度を確保する必要がありますが、それ以外にも汚れの問題を考慮する必要があります。施設内を土足禁止にしてもラバーマットからの色移りや、どうしても清掃しきれない床の汚れで靴の裏は意外と汚れていますので、壁に汚れが付いてしまうことが多々あります。あらかじめ該当のエクササイズを行う壁を汚れが目立ちにくい色、もしくは清掃しやすい素材にするなど施設の空間デザインも考慮したうえで工夫が必要です。 メディシンボールなどのツールを投げるエクササイズ 壁を使ったトレーニングで一番注意が必要なのは、メディシンボールなどのツールを壁に投げるケースです。壁自体の強度はもちろん必要ですが、建物の躯体への影響や上下階のフロアや横の部屋への影響も考慮しなければなりません。建物の構造上、不動産会社に確認が取れていれば安心して使用できますが、心配な場合は専用の壁を作ることをおすすめいたします。建物の壁に影響しないように、衝撃を吸収する材質を埋め込んだ新たな壁を作れば耐久性や騒音の問題も安心です。また、表面を床材と合わせると内装により一体感を持たせることができます。 3.床:安全面では1番重要 床材については過去にコラムなどでもご紹介しておりますが選択肢もラバーマット、人工芝など複数あり、それぞれにメリットとデメリットがあります。気になる方は以下のコラムをご覧ください。>>床材選びのポイント トレーニング中の負担や、器具を落とした場合の破損や傷など安全面、メンテナンスの手間を考慮すると1番のおすすめはラバーマットです。ラバーマットの中でもロール材、パネルタイプ、プラットフォームの設置など目的に応じた選定が必要なためご自身の施設に合わせた仕様をお選びください。人工芝を設置する場合は、ムーブメントトレーニングやスレッドを使用するトレーニングなど大きく動けることでよりメリットが生まれるため、ある程度の直線、またはスクエアのスペースを確保することをおすすめします。また、ストレッチエリア用に小スペースで人工芝を選定されるケースもございますが、使用時にはマットを敷くことが多いため、機能面では人工芝にこだわる理由は多くはありません。掃除機かけ、汗の拭き取り、除菌スプレーなどのメンテナンス面も考慮してご一考ください。 今回は、「天井・壁・床のポイント」をそれぞれお伝えいたしました。これらはクライアントのパフォーマンスを最大限に高め、トレーナーの知識や技術を余すことなく発揮するためにもぜひこだわっていただきたい点です。そして本コラムでも繰り返しお伝えしておりますが、施設を作るうえで一番最初に決めておくべきことは「どんな施設か」の前に「どんなサービス(トレーニング)を提供したいか」です。設備や器具、レイアウトに迷ったら一つの判断基準にしてみてください。 株式会社パフォームベタージャパン
【無料ダウンロード】ジム開業トレーニングスペース導入完全ガイド
今回は、8月からオンラインショップで公開している「ジム開業トレーニングスペース導入完全ガイド」についてご紹介させていただきます。 「ジム開業トレーニングスペース導入完全ガイド」とは? ・物件選びや床材の選び方、施設レイアウト、器具の選定など、ジム開業時に押さえておきたいポイントをまとめた全30ページのPBJオリジナルの無料お役立ち資料・日本のトレーニング施設だけでなく、アメリカのプロスポーツチームや大学など、 これまでに数多くの施設の開業・改装に関わってきたPerform Betterのノウハウを凝縮 ・どなたでもオンラインショップから無料でPDF資料をダウンロード可能 この資料で分かること ・物件探しの前に必ず考えておくべきこと・床材の選び方・施設レイアウトの考え方・導入器具の選び方 このような方におすすめ ・今まさにトレーニングジムの開業を構想している方や、将来的な独立を検討している方 ・トレーニングスペースの導入、改装を検討しているチーム・団体のご担当者さま 将来的に施設の開業や導入を検討されている方にもお役立ちいただける内容です。 ご興味のある方は、ぜひこの機会に資料をお受け取りください。https://www.performbetter.jp/pages/gym-perfect-guide
ジム開業|NEXPORT横浜中華街
今回は、弊社が提携するパーソナルトレーニングジムNEXPORTの新店舗「NEXPORT横浜中華街」の事例をご紹介します。 NEXPORT横浜中華街とは? 「この施設で出来ないトレーニングはない」と言い切れる施設を目指して構想がスタート 敷地面積150坪(約500㎡)と、パーソナルトレーニングジムとしては国内屈指の広さで設備・器具も充実した施設 施設内にはトレーニングエリア、障害物を組み上げたムーブメントエリア、ピラティスルームや低酸素ルームに加えてリカバリーエリアも常設 今回は、床・壁、器具、収納の3つのポイントに絞りご紹介いたします。 1.全てのトレーニングに対応する床と壁 床材 施設内の主な床材はドイツの sportec製のラバーマットを施工しています。エクササイズ時の快適性はもちろん、衝撃と吸音効果と優れた耐久性でダンベルやバーベル、マシンからの耐摩耗性にも優れている高品質のマットです。クライアントの快適性に加えて、トレーナーの身体への負担も軽減されます。フリーウエイトのエリアには、30mmのSPORTEC styleと階下への衝撃の遮音に効果が期待できるアンダーレイを組み合わせたプラットフォームを設置して高重量、高強度のトレーニングにも耐えられる安全性の高い設備になっています。 壁 ムーブメントエリアには、メディシンボールを投げつけられる強化壁が設置されています。コンクリートブロック、衝撃緩衝材などを組み合わせて衝撃を緩和させる壁を作り、表面は床材と同じマットを壁に施工してジム内の雰囲気やデザインも統一させています。 2.バリエーション豊富なトレーニング器具 ハーフラックやケトルベル、ダンベルなどの定番器具に加えて、低強度のトレーニングを実施するためのピラティスマシンから、高強度トレーニングに対応するためのタイヤ付きスレッド、オプティバーまで幅広く導入されています。また、十分なフリースペースが確保されているため、不安定な環境でトレーニングができるハイドロベスト、アクアバッグ、スタビバーなどもバリエーション豊富に揃っています。低酸素ルームに設置した有酸素マシンも、どなたでも使いやすいKEISER m3バイクから導入事例の少ないステアクライマー、アスリート御用達の自走式トレッドミルまで、リハビリ目的からアスリートのトレーニングに広く対応できるラインナップを網羅。トレーニング器具に関してはまさに「この施設で出来ないトレーニングはない」内容です。 3.施設の生産性を高める収納ラック 広い面積と多くの器具を有効活用するには生産性の高いスペースの確保が必要です。そのためには器具の配置が乱雑にならないよう収納ラックの選定と配置が非常に重要です。今回はダンベルラック、ケトルベルラックの専用ラックに加えてスペクトラムラックが導入されています。 *スペクトラムラックについて詳しく知りたい方はこちらをご確認ください。 場所はウェイトトレーニングとフリースペースの間に設置しており、その場で懸垂やサスペンショントレーニングができます。また、フリースペースで使用するアクアボールやバッグ、バナナステップもすぐに出せるため、施設の生産性向上にもつながっています。 今回は紹介しきれなかった各器具の詳細や低酸素ルーム、ムーブメントエリアなどは改めてご紹介いたします。 施設見学をご希望の方へ 今回紹介した商品に関するお問い合わせや、開業準備や商品の導入のご検討でNEXPORT横浜中華街の施設見学をご希望の場合は、弊社までお問い合わせください。 ※NEXPORT横浜中華街への直接のご連絡はお控えください。 また、NEXPORT横浜中華街では、トレーナー・セラピストなどの同業者向けの体験チケットもございます。合わせてご検討ください。 NEXPORT横浜中華街https://nexport.co.jp/yokohama-chukagai/
ジム開業|電源不要のカーディオマシン
今回は目的に応じた「電源を使わないカーディオマシン」の導入についてご紹介いたします。フィットネスクラブのように会員さんのフリー利用がメインの場合ですと、電動のトレッドミルやバイクを10台以上並べる方が施設の効率はよくなると思います。ただ、スポーツチームやパーソナルトレーニングジムでカーディオマシンの導入を検討する場合は目的や用途、施設のスペースなど様々な条件を考慮する必要があり、かつ「電源を使用するマシン」だとコンセントの位置によってレイアウトに大きく影響します。今回のコラムがカーディオマシン選定のヒントになれば幸いです。 1.限られたスペースに導入したいならKEISER m3 KEISERのインドアサイクルは摩擦式のサイクルと違い渦電流抵抗を用いて負荷をかけている為、静かで自然な抵抗でストレスなく有酸素運動が可能です。 場所を選ばず、どなたでも利用可能 KEISERのインドアサイクルはペダルの漕ぎやすさが滑らかなことに加えて、シートの形状、素材ともに快適な仕様のため長い時間でも快適に有酸素運動が実施できます。ベースにはホイールが付いているため1人で簡単に移動することができます。カーディオマシンの中でも比較的小さいマシンのため、パーソナルトレーニングジムや限られたスペースに複数台を導入したいチームにもおすすめのマシンです。 2.アスリートを指導をするならフリーボード 自走式のトレッドミルのフリーボードは実際の走動作に限りなく近いフォームで有酸素運動が実施可能です。 有酸素だけでなく、スピードのトレーニングも可能 フリーボードには最高スピードに上限はなく、利用者の走るペース次第でランニングが可能です。エクササイズ中の速度調整は利用者が自ら生み出した速度となりますので有酸素運動だけでなく、スピードのトレーニングとしても活用できます。 電動のトレッドミルと比較すると、本体重量は60%程度と比較的軽量なため付属している移動用ホイールを利用すれば1人でも移動させることができます。 3.パーソナルトレーニングでも使用するならローイングマシン ローイングマシンは、上肢、下肢、背筋、その他の全身の筋肉を活用するカーディオマシンです。 短時間で、全身を使った有酸素運動が可能 コンセプト2は全身を連動させてマシンを漕がないとスムーズに運動ができないため、使用するだけで必然的に全身を活用した有酸素運動が実施できます。また、マシンの設定を変えなくても利用者が漕ぐペースを上げることで座位姿勢で膝や足首に過度な負担をかけずに短時間でより高強度のトレーニングが可能です。チーム内のリハビリ中の選手や、パーソナルトレーニングのサービス提供時間内にも多くご活用いただいています。使用しない時間は立てかけたり、半分のサイズに折りたたんで収納していただけますのでスペースも効率的にご活用いただけます。 今回は「電源を使わないカーディオマシン」をご紹介しました。どれも使用したことがない方は使い心地が想像できないかと思いますので、実物を試してみたい方はお気軽にお問い合わせください。 株式会社パフォームベタージャパン
施設開業|トレーニングエリア床材の選定、有酸素マシン導入|IFG LABO SENDAI(仙台市)
今回は、5月末に宮城県仙台市にオープンしたIFG LABO SENDAIさんに導入いただいた事例をご紹介いたします。 ご相談の背景 IFG LABOさんはゴルフライフをトータルサポートする会員制ゴルフ専用フィットネスジムとして2018年に宮崎県宮崎市に出店されました。 その後、事業の拡大に伴い先月5月末に宮城県仙台市に二店舗目をオープンされました。 今回の相談のポイントは以下の点でした。 耐久性に優れ、関節への負担を軽減できる床材を導入すること ゴルフに特化したトレーニングを安全に提供できるジムエリアににすること これから運動・ゴルフを始める方向けに基礎体力を向上させる有酸素マシンを導入すること ご相談を踏まえ導入いただいた中から、3つを紹介させていただきます。 ラバーマット ファンクショナルトレーナー&レッグプレス トータルボディトレーナー (1)ラバーマット ■導入のポイント ラバーマットはドイツ製のSPORTEC colorを導入。IFG LABO SENDAIさんではスイングだけでなく、スイングに必要な筋力や関節の可動域など、ゴルフに特化したトレーニングとしてさまざまなプログラムが提供されています。クライアントの安全性を重視し、膝など関節への負担軽減やトレーニング時の転倒防止を目的に高品質なラバーマットを導入いただきました。 ジムエリアと隣接する人工芝エリアではチップショットやパットの練習ができる大型グリーンが完備されています。今回はラバーマットと人工芝の境目に段差が出ないよう高さを合わせて施工していますが、お選びいただくラバーマットの種類によって高さが合わないケースもあります。その場合はスロープをつけて段差を軽減させる対策をとることもできるのでご安心ください。 (2)ファンクショナルトレーナー&レッグプレス ...
導入事例「指導の幅を広げる」ラック、ファンクショナルトレーナー|SYNERGY.さま(東京都)
今回は、東京都港区東麻布にあるSYNERGY.さんに導入いただいた事例をご紹介いたします。 ご相談の背景 代表の大瀧さんはフリーのトレーナーとしてご活躍後、2020年に東麻布にパーソナルトレーニングジムを出店されました。その後、会員増加など事業の拡大に伴い、すぐ近くのテナントへ「パーソナルトレーニングが受けられる24時間ジム」をコンセプトとして移転・リニューアルされました。 今回の相談のポイントは以下の点でした。 ・「パーソナルトレーニングが受けられる24時間ジム」というコンセプトにより「ボディメイク目的の男性」「ダイエットに励む女性」「高負荷を求めるアスリート」など幅広い層の顧客が対象となったこと ・上記の顧客に対して、提供できる指導の幅を広げる(制限しない)器具が必要なこと ご相談を踏まえ導入いただいた中から、3つを紹介させていただきます。 ・PB ハーフラック、DRAXスミスマシン・ファンクショナルトレーナー・シングルレッグスクワットスタンド (1)PB ハーフラック、DRAXスミスマシン ■導入のポイントPBハーフラック×DRAXスミスマシンは、今回のような顧客の幅が広い施設におすすめで、最近特に導入のお問い合わせが多い組み合わせです。PBハーフラックは、高重量を扱うアスリートの利用にも耐えるプロ仕様のスクワットラックです。ベースのバーに付いているフックや上部にあるチンニングバーもスーパーバンドなどと組み合わせることでエクササイズのバリエーションが無数に拡がります。 DRAXスミスマシンは、セーフティーブロックを設定することでトレーニングに慣れていない方でも安心してご使用いただけます。シャフトが一定の軌道を通るようになっている仕様に加えて、スタート位置を変更するカウンターウエイトのスムーズさも工夫されています。 (2)ファンクショナルトレーナー ■導入のポイントファンクショナルトレーナーは1台でトレーニングの幅が大きく広がる器具で、特にゴルフ・野球など回旋動作が重要なスポーツ選手の指導機会が多い施設では、今や必須となっているマシンです。上肢下肢のプッシュプル動作、一定負荷の回旋運動など様々な動作に対応しており、パフォームベタージャパンで開業・リニューアルを担当するケースではハーフラックと同様に80%以上の施設に導入いただいています。SYNERGY.さんの施設内には、前述のラック2台(PBハーフラック、DRAXスミスマシン)以外にもレッグプレスやバタフライ / リアデルトなど様々なウエイトスタックのマシンが並んでいますが、ファンクショナルトレーナーを導入することでトレーニングのバリエーションが更に拡がっています。ファンクショナルトレーナーを導入した施設への見学も承っておりますので、空気圧の負荷を体感したことがない方はぜひ一度お試しください。 (3)シングルレッグスクワットスタンド ■導入のポイントフリースペースのエリアにはシングルレッグスクワットスタンドを導入していただきました。脚をかけるパッド部分は高さの変更ができ、回転することでベンチやステップ台に足をかけるよりもスムーズにシングルレッグのトレーニングが出来る便利な器具です。アジャスタブルベンチやスタッカブルステップで代用する施設もありますが、同時に複数のお客様を指導する場合、本来の使い方ではない用途で使用されている器具があると利用者全体の時間が無駄になりかねません。今回のような「指導の幅を広げる(制限しない)」ことを目的とした器具導入では「必須ではないがあったら便利な器具」を1台導入することで、指導効率の向上やお客様のストレスを軽減に大きく寄与することがあります。予算に応じてぜひご検討ください。 大瀧さんをはじめとするSYNERGY.さんのトレーナーは日頃から知識・技術の研鑽を続けられていますが、それを活かすには充実した設備も必要になります。ソフト、ハードのどちらの面でも運動指導の可能性を制限しない素晴らしい事例の施設です。ブランドサイトもぜひチェックしてみてください。https://www.synergy-gym.co.jp/ 株式会社パフォームベタージャパン
導入事例紹介|強豪社会人野球チーム
今回は、強豪社会人野球チームの施設に導入いただいた器具をご紹介いたします。 ご相談の背景 既存のトレーニングルームで使用していたマシンや器具、床材の買い替えを検討しているとオンラインショップからお問い合わせいただきました。 結果的にはご予算含め諸事情により一式買い替えには至りませんでしたが、「ケーブルマシン」「高重量ダンベル」「ジャンプBOX」についてご相談いただきました。 今回導入いただいた中から4つご紹介させていただきます。・KEISER ファンクショナルトレーナー・Pro Style ラバーダンベルセット25kg~35kg・Rubber Encased Dumbbell Set 36kg~45kg (アメリカから取り寄せ)・フォームプライオボックス (1)KEISER ファンクショナルトレーナー ケーブルマシンはKEISERのファンクショナルトレーナーを2台導入。 元々ウェイトタイプのケーブルマシンを使用されていましたが、関節などの負担を考慮し空気圧で常に一定の負荷を作り出せるファンクショナルトレーナーをご希望いただきました。ファンクショナルトレーナーは、スクワットラックだけでは実施が難しいプッシュ、 プルの同時エクササイズや投球や打撃に直結する水平面へ負荷をかけたエクササイズも補うことができます。また、空気圧のマシンでしか得られないリハビリの効果や機能改善、 競技パフォーマンス向上にもお役立ていただけます。 (2)Pro Style ラバーダンベルセット25kg~35kg & Rubber Encased Dumbbell Set 36kg~45kg 高重量のダンベルは2種類のダンベルを組み合わせたカスタムセットを導入。日本ではヘッドの丸いローレットハンドルが定番ですが、六角ダンベルもアメリカでは人気の商品です。グリップ部分が少し太めの作りとなっていることが特徴で、あえて握り込めなくすることで前腕の張りを抑え肘の可動域を広げるメリットがあります。また、六角形状でダンベルの転がり防止にもつながります。ダンベルヘッドはどちらもラバーでコーティングが施され、ダンベルの保護だけでなく落下時の衝撃や音を和らげる効果が期待できます。 (3)フォームプライオボックス...
Q&A|ジム開業準備でよく聞かれること
今回はジムの開業や施設リニューアル時の相談でよくいただく質問をQ&A形式でご紹介いたします。 Q 1. スペースは限られていますが、導入したい器具が多く迷っています A.「あったら便利な器具」は最初は買わない 導入したい器具は提供するサービス内容、プログラム構成によってリストアップされることと思います。ただ、リストアップする上で必要不可欠ではない器具の導入で判断に迷ったときには「あったら便利そうなものは最初は買わない」と考えることがおすすめです。初期導入器具を厳選することで、使用頻度が極端に少ない器具が生まれるリスクを最小限に抑えることができます。また、「トレーナーさん自身のトレーニングで使いたい器具」と「実際にサービスの提供で使用する器具」が混在しているケースも多くございます。優先順位を決める際には「必要不可欠なもの」「あったら便利そうなもの」「自分で使いたいもの」の3つに分けて考えると判断しやすくなります。最初から多くの器具でトレーニングスペースを埋めるのではなく、ある程度のフリースペースを確保した状態でスタートし、運営する中で必要な器具を徐々に揃えていくことをおすすめします。 Q 2. オススメの床材はありますか? A. 目的別におすすめの床材の例をご紹介します ■ストレングスストレーニングを行うエリア→衝撃を吸収しやすいラバーマット→黒系でハードな印象のもの以外にもフローリングやコルク調のラバーマットも ■アジリティーやスレッドを使用するトレーニング→グリップが効きすぎない人工芝 予算の問題でカーペットやフローリングなどトレーニングに適さない床材を使用されているケースもございますが、トレーニング効率や安全面も考慮した床材の選定は不可欠です。ラバーマットや人工芝は上位モデルからご予算を抑えた場合のモデルまで広くご用意しておりますので、施設で提供するプログラムやご予算に合わせてお選びください。 Q 3.ケトルベルやダンベルでどの重量を導入するか迷っています。 A.提供プログラムに応じて重量の刻み方を調整することで、スペースや予算を最小限に ケトルベルやダンベルは、施設利用者のメイン層や提供するプログラムによってある程度はご自身で導入したい希望の重量があるかと思います。軽重量から高重量までを2kg刻みで揃えると利便性は高いですが、その分予算やスペースがかさみます。指導対象のクライアントの条件が明確な場合には、 使用頻度の低い重量の幅は4kg刻みにして、頻度の高い重量は負荷を徐々に上げられるように細かく揃えるとスペースを最小限に抑えられます。また、ダンベルが同重量2個セットの1ペア単位での販売であるのに対して、ケトルベルは1個単位での販売が基本です。ただ、ケトルベルについても両手に同重量を持つエクササイズを提供するために同重量をペアで購入される場合もございます。「ペアや同重量を揃えたいけれども施設内のスペースやご予算の都合で難しい」という場合には、 重量の間隔を空けて全体の数を調整する方法もございます。ご自身の施設で提供するトレーニングの目的と合わせてご検討ください。 >>ダンベルとケトルベルの選び方について詳しく知りたい方はコラムをご覧ください。 Q 4. パーソナルジム開業時のテナントの選択で重要な点はありますか? A. 「天井の高さ」と「壁の強度」はテナント契約前に確認しておくことがおすすめです パーソナルジムの開業ではテナントがジム用に作られていないケースがほとんどです。テナント契約前に「天井の高さ」と「壁の強度」について最低限の確認をすることをおすすめします。天井高の目安としては、3m程度あればプライオメトリクスのトレーニングの実施や、大型器具の導入にもある程度対応できるかと思います。壁はメディシンボールの打ち付けやジャンプしたり走ったりする場合には振動が生じるため注意が必要です。また、先に挙げたようなプログラムを提供しない場合でも、業務用のトレッドミルなどはマシン自体の振動が壁に伝わることもございます。近隣のテナントや住民からのクレームになりかねませんので事前に確認をしておくことをおすすめします。そのほかにも、ご予算に応じた広さ、ジム出店の可否などの最低限の条件や、集客を考慮した立地については、不動産会社や然るべき専門家へご相談ください。 >>開業準備について詳しく知りたい方はコラムをご覧ください。 今回は、ジムの開業や施設リニューアル時の相談でよくいただく質問をご紹介いたしました。参考になりましたら幸いです。 株式会社パフォームベタージャパン...
改装事例紹介|Best Performance Laboratoryさま
今回は、Best Performance Laboratoryさまの施設リニューアルの事例をご紹介いたします。 施設の開業やリニューアルを検討されている方のご参考になれば幸いです。 ご相談の背景 Best Performance Laboratoryはオリンピック選手やプロアスリートのトレーニング指導をはじめ、一般企業へのコンディショニング指導やスポーツチームへトレーナーを派遣するなどのコンサルティング事業、またトレーナー・運動指導者に向けた教育・育成事業など幅広いサービスを提供しています。 今回の施設リニューアルでは、コンディショニングサービス拡充のために1階グランドフロアを増床し、施設面積を2倍に拡張。弊社には「増床フロアをトレーニングスペースとして最大限活用するための収納ラック」についてご相談いただきました。 今回導入いただいたラックの中から3つご紹介させていただきます。 PB Extreme Single-Sided Spectrum Rack (アメリカからの取り寄せ商品) アジャスタブルウォールマットラック PB Extreme Tubing And Jump Rope Rack With Wheels (アメリカからの取り寄せ商品) (1)PB Extreme Single-Sided...
開業事例紹介|浜松市 Private Gym Plax さま
今回は、今年の夏に静岡県浜松市にオープンしたPrivate Gym Plaxさまに導入いただいた機材についてご紹介します。施設の開業・リニューアルや器具の導入をご検討されている方のご参考になれば幸いです。 Private Gym Plaxはトレーニング面積が22平米のパーソナルトレーニングジムです。クライアントは、これまでのジムに満足できなかった方や運動初心者の方を中心にアスリートまでと幅広く、ダイエットやボディメイク、スポーツのパフォーマンス向上やリハビリなどの目的に合わせたサービスを提供しています。 今回導入いただいた器具の中から3つご紹介いたします。・ハーフラック・ファンクショナルトレーナー・コンセプト2 (1)ハーフラック アスリートのトレーニングもサポートしているPlaxでは高重量を扱うトレーニングでも安心してお使いいただけるよう安定性の高いPBオリジナルのハーフラックを導入。 ベンチプレス、スクワット、デッドリフトなどベーシックなトレーニングに加え、合わせて導入いただいたECTスリーブを使ったランドマインプレスなどバリエーション豊富なウェイトトレーニングで活用いただいています。 ■導入のポイント 天井や壁にバーの取り付けができない施設では、ハーフラック付属のバーで懸垂を行なったり、サスペンション器具の設置をしたりと、ウェイトトレーニングのバリエーションを増やす用途でも有効活用されています。 スクワットラックを選ばれる際には、施設の環境や他の器具との組み合わせによる必要性も含めてご検討ください。 (2)ファンクショナルトレーナー ケーブルマシンはKEISERのファンクショナルトレーナーを導入。ハンドルだけでなくバーやベルト、アンクルストラップなどアタッチメントを変えることで全身のトレーニングにご活用いただけます。空気圧のマシンでしか得られないリハビリの効果や機能改善、 アスリートのパフォーマンス向上に対応する目的で導入いただきました。■導入のポイントスクワットラックだけでは実施が難しいプッシュ、 プルの同時エクササイズや水平面へ負荷をかけたエクササイズはファンクショナルトレーナー1台で補うことができます。パーソナルトレーニング施設ではスペースの問題で導入を見送るケースも多いですが、 限られたスペースで多種多様のエクササイズを幅広く実施するにはファンクショナルトレーナーがおすすめです。 (3)コンセプト2 有酸素マシンにはスターラインジャパンのコンセプト2を導入。ローイング動作で、脚力、腹筋、腕力、背筋といった全身を鍛えることができます。また、関節への衝撃も少ないため、 膝や腰に不安がある方や体力に自信がない方でも負荷を調節しながらクライアントのレベルに合わせてご利用いただけます。今回は、「最小限のスペースでアスリートからリハビリ目的の方まで幅広く対応できる有酸素マシン」という条件を満たすものとしてこちらの器具を導入いただきました。■導入のポイント他の有酸素マシンとの違いとして、使用していない時の保管方法が挙げられます。トレッドミルやエアロバイクなどは使用しない時でもスペースをとってしまうのに対し、 コンセプト2はマシンを2つに分離させコンパクトに保管することができるためスペースを有効活用することが可能です。今回のようにスペースの都合上トレッドミルやエアロバイクの導入が難しい場合には、コンセプト2の導入がおすすめです。 今回は、 Plaxさまの事例をもとに、施設開業時の導入器具の選び方についてご紹介させていただきました。施設の開業や改装を検討される際の考え方として参考になりましたら幸いです。 施設の開業・改装についてのご相談も承っております パフォームベタージャパンではトレーニング器具のご購入だけでなく、以下のようなご相談も承っております。 床材の違いや選び方がわからない コンセプト実現のためにどのような物件を選ぶべきか悩んでいる 施設のコンセプトは決まったが「導入器具やレイアウトが決まっていない」ので、そこから相談したい 時期未定、構想段階でも構いません。施設の設営についてお悩みやご不明点がありましたら、是非お気軽にご相談ください。...
ジム開業|よく相談いただく出店準備について
今回は、頻繁にご相談いただく「施設の出店準備」についてご紹介いたします。「物件選びのポイント」や「ホームページや予約システムの必要性」など、出店をご検討されている方の参考になれば幸いです。 1.「立地や広さだけではない」物件選びのポイント ジムを出店するにあたり多くの方が1番最初に決めるのは「どこに」「どれぐらいの広さ」のテナントを借りるかだと思います。不動産業者への相談やインターネットで検索される際には「トレーニングジムの出店が可能か」などの基本条件と合わせて、ぜひ以下のポイントも踏まえた上で探してみてください。 ⑴天井の高さはどの程度か 意外と見落とされがちなのが「天井の高さ」です。一般的なジムであれば、300cm以上の天井高があれば理想ですが、事務所として使われていたテナントの天井高は250~260cm程度とやや低いものが多く、「スクワットラックやファンクショナルトレーナーなどの器具が入らない」「高さが必要なトレーニング時に器具を充分に使いきれない」といったことが起こりえます。造作の天井を抜き、建物自体の天井を使う前提で内装をデザインすれば解決することもありますが、建物が古いと抜いた天井が汚れていることもあるため注意が必要です。 ⑵床や壁の振動が近隣に影響するか 提供するサービスによって考慮すべき度合いは変わりますが、ジャンプしたり走ったりする場合には振動が生じるため注意が必要です。また、業務用のトレッドミルなどマシン自体が振動して床や壁に影響することもありますので、近隣のテナントが振動や音を気にする業種なのかもチェックしておくことをお勧めいたします。 ⑶施設の看板は目立つ場所に出せるか 路面店かビルの2階以上かによっても異なりますが、店舗の「看板の設置可否」も大きなポイントです。集客の方法には、ブランドサイトやSNSでの発信、ネット広告など様々ございますが、やはり近隣の住民や通行人の方々へ「ジムができた」と認知してもらうには、店舗への看板設置が非常に効果的です。建物の前に看板を置けるか、ビルの壁面や入り口、窓にポスターが設置できるかなど事前に確認しておくことをお勧めします。物件選びの際には、このほかにも「電気、水道などの工事の必要性」や「マーケティングの観点からの出店場所の検討」など考慮すべきことが多数ございます。ご不安な場合は専門家へ一度ご相談されることお勧めいたします。 2.ホームページは「新規顧客の獲得」を目指すなら必要 新規で施設をオープンする場合に「ホームページは必要だと思いますか?」とご相談を受けることが多くあります。 特にフリーのトレーナーさんが施設をオープンする時に悩まれるようですが、既存以外の新規のお客様を獲得するならば、確実にホームページは準備していただいたほうが良いと思います。 内容は凝ったものを作る必要はなく、新たにジムを探している方が必要とする「サービス内容、価格、設備、トレーナーのプロフィール」などの最低限の情報が網羅されていれば問題ありません。 また、ホームページをご自身で制作しようとする方もいらっしゃるのですが、専門家と同等の知識と技術がない限り、WEBサイトを制作してくれる専門家や会社に依頼することをお勧めいたします。 トレーナーさんが「トレーニング、不調改善などの運動全般は専門家に依頼することが最も効果的だ」と言うのと同様に、知識・技術がない方が制作するWEBサイトでは時間と労力が余計にかかりますし、それに見合った効果は得られないことが多いからです。 3.予約システムの導入で「運用の効率化」を ブランドサイトの次にご相談いただくのが「予約」についてです。LINE、電話、メールなど連絡ツールでご予約を受けられる方も多いと思いますが、その都度空いている枠をご案内するための電話対応、メールの返信などの事務作業が発生し、本来のサービスに支障が出たり、さらにはスタッフの業務過多にもつながったりと、デメリットを感じている方も多いのではないでしょうか。また、予約システムがないことで「施設が忙しい時間帯や、営業時間外での予約ができない」などといった会員さまの利便性の低下も考慮し、開業時に1名の場合でも複数人のスタッフでスタートされる場合でも、何らかの予約システムを導入することをお勧めしております。パフォームベタージャパンが提携するAZCAREさんが予約システムをサービス提供しておりますので、ご興味があればご検討ください。小規模施設に特化した店舗運営システム「AZZIST」の詳細はこちらhttps://azzist.azcare.jp/ 今回は開業時に器具や床材の選定と合わせて多くご相談いただくことについて、弊社の見解をご紹介いたしました。あくまでもの1つの意見として参考にされてください。パーソナルジムの開業について悩まれている方はパフォームベタージャパンの提携しているNEXPORTさんのフランチャイズ制度もぜひご検討ください。NEXPORTフランチャイズ加盟の詳細はこちらhttps://nexport.co.jp/fc/ 株式会社パフォームベタージャパン
開業事例紹介|札幌市 MAX TRAINING LABO さま
今回は、今年の夏に北海道札幌市にオープンした MAX TRAINING LABOさまの事例をもとに、施設開業時のレイアウトや導入器具の選び方についてご紹介させていただきます。 テナント決定後に当社にご相談をいただき、レイアウトの考案や導入器具の選定から関わらせていただきました。施設の開業・リニューアルや器具の導入をご検討されている方のご参考になれば幸いです。 1.レイアウト MAX TRAINING LABOはトレーニング面積が約20坪(68㎡)のパーソナルトレーニングジムです。施設内で提供するサービスはアスリートのトレーニングからピラティス・マッサージ・整体と幅広く、各サービスに対応できるレイアウトになっています。主に分けられているエリアは、以下4つです。・アスリートも激しく動けるフリースペース・ウェイトトレーニングスペース・有酸素スペース・マッサージなどをおこなう施術エリア 代表の東さんがソフトテニスの選手、指導者でもあるためアスリートのムーブメント、アジリティトレーニングにも対応できるようハーフラック、バイク、ロウイングマシンなどの大型の器具を壁際に設置し中央のフリースペースは充分な広さを確保しています。また、マッサージが受けられる施術エリアはトレーニングスペースとは別で個室に設けられています。 このように施設のコンセプトと提供するサービスに基づきエリアを分けることは、トレーニング時間の効率化や運営がスムーズとなり、結果的に顧客満足度の上昇へつながります。 効率的なレイアウトもサービスの一部であると考え、「余計なストレスのない効率的なトレーニング」をクライアントに提供できる空間作りが重要です。 ■「ジム開業のポイント」について詳しく知りたい方は以下のコラムをご覧くださいジム開業|失敗しない施設レイアウトと導入器具の決め方 2.導入器具 (1)ハーフラック ウェイトトレーニングの実施に必要不可欠なスクワットラックは、PBオリジナルのハーフラックを導入。スクワット、デッドリフトなどのベーシックなトレーニングはもちろん、角度をつけたプッシュアップなどさまざまなウェイトトレーニングで活用いただけます。 ■導入のポイントハードなアスリートのトレーニングにも耐えられる頑強な作りのハーフラックは高重量でも安定した環境でサービスを提供できます。また、天井や壁にバーの取り付けができない施設では、ハーフラック付属のバーで懸垂を行なったり、サスペンション器具の設置をしたりと、ウェイトトレーニングのバリエーションを増やす用途でも有効活用されています。スクワットラックを選ばれる際には、施設の環境や他の器具との組み合わせによる必要性も含めてご検討ください。 (2)ヘックスバー ハーフラックがない場所でもスクワット、デッドリフトを安全に実施できるヘックスバーを導入。クライアントが六角形のバーの中へ入ることにより、前後重量バランスのセンターに立つことができ、身体の中心から離れる心配がなく腰部、股関節に過度な負担を掛けずにシャフトを大腿付近で持ち、安全にトレーニングが実施できます。 ■導入のポイント施設面積から考えるとハーフラック2〜3台を十分に導入できるスペースはありましたが、フリースペースの確保を優先し、ハーフラックは1台のみの導入となりました。その代わりとして、ラック以外のスペースでもスクワット、デッドリフトを安全に実施できるようにヘックスバーを導入いただきました。 今回のように、ウェイトトレーニングのスペースを確保したいものの、スペースの都合上ハーフラックの複数台導入が難しい場合にはヘックスバーの導入がおすすめです。 (3) マットラック スペースの有効活用とマットの劣化を防ぐためマットラックを導入。キャスター付きのマットラックは両面合わせてハンギングクラブマットを12枚まで収納できます。キャスター付きのため、施設内のレイアウトを変更する場合も容易に移動が可能です。 ■導入のポイントマットラック導入による主なメリットは以下の2点です。・スペースの有効活用・マットを丸めて保管しなくて済む マットを床に置いたり、丸めて保管をするとスペースが取られてしまうため、MAX TRAINING LABOさんのように複数名が同時にトレーニングをしたり、フリースペースが重要になる施設では導入をお勧めしています。また、汗や除菌スプレーのアルコールなどの水分が残ったまま丸めて保管するとマットの劣化を早めます。マットラックを使用することで保管と乾燥を同時におこなえるため、衛生面や器具の寿命を伸ばす意味でも有効な製品です。 今回は、 MAX...
ジム開業|安全な施設を作るためには?
安全性には、トレーニング時のクライアント同士の距離や、設置器具の安定性、施設内の導線などさまざまな要素が関わり合っていますが、今回は開業前に考えておくべき重要なポイントを3つご紹介いたします。 安全な施設を作るための3つのポイント 1. 床材選び 安全な施設を作るためには、施設の広さやコンセプトに関わらず「床材選び」にこだわることが重要です。例えば、ストレングストレーニングを行うエリアでは衝撃を吸収しやすいラバーマットを選ぶことで、クライアントの負担軽減やトレーニング時の転倒防止だけでなく、万が一落下させた場合にも器具の破損も防ぐことができるなど安全性を高めることができます。黒色でハードなイメージのあるラバーマットですが、最近はフローリングやコルク調のラバーマットもございます。施設内を無骨な雰囲気ではなく、日常的な空間に近づけたい方におすすめです。 コルク調のラバーマットの使用例(NEXPORT新小岩) そのほか、フリースペースやアジリティトレーニングを実施するスペースに適した床材の選び方についてはこちらをご覧ください。床材選びのポイントまとめ 2. 器具選び 器具を選ぶ上で「耐久性」と「扱い易さ」は非常に重要です。 今回は消耗品と重量を扱う器具を選ぶ上で重視すべきポイントをご説明いたします。 (1) 消耗品は「劣化しづらいもの」を選ぶ エクササイズバンドなどの消耗品は劣化に伴い破れることがありますが、表面の加工や素材によって耐久性が大きく異なります。 特にバンドの張力が高くなるムーブメントトレーニングの負荷やチンニングのサポートとして使用する場合には、大きな怪我につながる可能性があるため、耐久性の高いバンド選びや劣化状況のこまめな確認が重要です。 一般的にエクササイズバンドはつなぎ目の部分に負荷がかかり破れることが多いのですが、PERFORM BETTERのエクササイズバンドは筒状の塊から周りをくり抜く手法でつなぎ目(貼り合わせ箇所)がなく破れやすい部分がございません。加えて表面が劣化しにくいオイルを散布後に検品・出荷しているため、従来のエクササイズバンドよりも耐久性が高く安心してご利用いただけます。 (2) 重量を扱う器具は「握りやすさ」と「体への負担」で選ぶ 例えばケトルベルでは「握りやすさ」や「体に過度な負担が掛からないこと」などの取り扱いやすさがトレーニングの安全性を高めます。 ケトルベルの使いやすさを決める要因は、表面の素材による握りやすさも影響しますが、ハンドルと重量部分のバランスが大きく関わります。 ケトルベルはメーカーによって「ハンドルの形状」に違いがあり、グリップの太さ、ハンドル部分が必要以上に大きいと重量部分との重さに差が少なくなり、扱いにくいことに加えて、ケトルベルを使用するメリットも少なくなってしまいます。ケトルベルの重量の揃え方や握り方について詳しく知りたい方は以下をご覧ください。ケトルベルの仕様と握り方 また、PERFORM BETTERではトレーニングの安全性を高める器具として「ヘックスバー」の導入をおすすめしています。ヘックスバーは「絶対に必要な器具」ではないため、予算の都合で導入を見送られる方も多いかと存じますが、通常のシャフトでは得られない「怪我の予防」や「過度な体への負担を軽減」といったメリットがございます。ヘックスバーについてご興味のある方は以下をご覧ください。ヘックスバーの特徴 器具の仕様にこだわることでトレーニング効率が上がることはもちろん、安全性を高めることでクライアントの不要なストレスを低減させることができます。「安全な施設づくり」も重要な観点としてぜひ施設設営にお役立てください。 ...
ジム開業・改装などを
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導入器具に関するご相談はもちろん、物件選びや施設レイアウト、床材の選び方などの初期段階からご相談いただけます。時期未定、構想段階でも構いませんので、お気軽にご相談ください。
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物件選びや床材の選び方、施設レイアウト、器具の選定などで押さえておきたいポイントをまとめた全30ページの資料です。ジムの開業や、トレーニングルームのリニューアルを検討している方にもお役立ていただけます。
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