今回はパフォームベタージャパンが施設プロデュースを担当する FLUX CONDITIONINGS の新施設がオープンしましたのでご紹介いたします。
FLUX CONDITIONINGSは2015年に代官山でオープンしたトレーニングジム、カフェ、流水プール、スパ、指圧マッサージ等を一つの施設に集約させた統合型トレーニングソリューション施設です。
PERFORM BETTER JAPANも同年に設立され、施設プロデュースを担当し、機材や床材の選定以外にもセミナーや研修のお手伝い、またFLUX CONDITIONINGSのトレーナーにパフォームベタージャパンサミットをサポートいただいたりとお互いの事業の多くを協業しております。
3店舗目として六本木にオープン
FLUX CONDITIONINGS 代官山店のオープン以来、2021年の下北沢に続き3店舗目の施設として六本木に新店舗がオープンしました。
メイン顧客は30代以上の高所得の男性で、施設にはジム以外にもマッサージルームと高温サウナ、水風呂が導入されておりトレーニング以外の用途でも日常的な使用を想定しています。
施設を作る上でのポイントは以下の通りです。
・パーソナルトレーニングとフリー利用の併用
・一度に使用する人数は最大で5名程度を想定
・メインターゲットはトレーニング愛好家の30代以上の男性
1.床材
トレーニング、ストレッチなどエリアごとに色を変更
新店舗では1フロアにトレーニング、ストレッチ、マッサージができるエリアをそれぞれ作る必要がありました。
また、フリー利用時でも会員さん同士のストレスを軽減するためにお互いが「導線やパーソナルスペースで干渉しない」よう配慮し、かつスペースを有効的に活用できることもポイントでした。
器具や収納ラックで「エリア分け」と「スペースの有効活用」も可能ですが、ラックのサイズが合わなかったり、意図した器具が置けずにジムの効率が下がり本末転倒になるケースもあります。
それらを考慮した上で、今回は「床材の色」でエリアを分けることにしました。
画像のようにトレーニングエリアをグレー系、ストレッチ、マッサージエリアをブラウン系にして視覚的にエリアが異なることを認識させ、フリー利用の会員さんにも施設側が意図しない場所でトレーニングやストレッチを実施しないように明確化しています。
マシンがあるエリアはトレーニングエリアだと明確になりますが、ストレッチや自重トレーニングのエリアが曖昧だと会員さん同士のパーソナルスペースに影響が出てストレスを感じる可能性もございます。
エリア分けの方法の1つの参考にされてください。
*施工後のレイアウト変更で床材の色を変えるのは、手間と費用が掛かりますのでご注意ください。レイアウト変更に影響の無い箇所への施工をおすすめします。
2.導入器具とマシンレイアウト
パーソナルトレーニングで使用する頻度の高い器具を壁際に配置
ハーフラックやファンクショナルトレーナーなどのパーソナルトレーニングで使用する頻度の高い器具を壁際に配置し、ラッチプルダウンやレッグカール・エクステンションなどのウエイトスタックのマシンは中央にレイアウトしています。
比較的安全性の高いウエイトスタックのマシンは間隔を詰めて置いても安全性がある程度確保されるため、中央にまとめることで会員さんの利便性を向上させ、同時に壁際のスペースを確保することでパーソナルトレーニングでハーフラックを利用する場合の安全性も確保しました。
また、有酸素マシンはバイクと自走式のトレッドミルを導入していますが、自走式のトレッドミルの後ろのスペースは確保してバイクは空いたスペースに配置し、会員さまの安全性と導線を両立させています。
トレーニング以外の設備
FLUX CONDITIONINGS六本木ではトレーニングルーム以外のサウナ、水風呂と合わせて更衣室内も充実しており仕事や会食の合間にも不自由なく利用できるよう配慮されています。
立地やメイン顧客によって重要視する設備が異なりますのでご自身の施設にあった導入設備をご検討ください。
導入器具や設備に関するお問い合わせはパフォームベタージャパンまでご連絡ください。
FLUX CONDITIONINGS六本木への直接の施設見学のお問い合わせはご遠慮ください。