今回は施設を設営する上で重要な要素になる「床材」についてご紹介します。
床材の種類については以前にもコラムでご紹介していますが、今回は「ラバーマット」にフォーカスしてご紹介させていただきます。
床材選びに迷われている方や、床材について考える機会がなかった方にとって、少しでもご参考にりましたら幸いです。
1. 多様なニーズに対応できる万能型「ロール材」
ロール材は多様なニーズに応えることができる万能タイプで、トレーニング施設以外にもスタジアムや小売店、展示ホールなどでご使用いただいています。
6mm〜10mm程度の厚みで、1ロールあたり8m〜12mほどの長さのご用意があります。
定番のブラック系統のカラーをはじめ、施設内を無骨な雰囲気ではなく、日常的な空間に近づけたい方に人気のコルク調のカラーなど、施設のコンセプトに合わせたカラーをお選びいただけます。
施工は接着剤を使用しますので、物件選びの際に事前に確認が必要です。 ご希望の物件で接着施工がNGの場合には、以下でご紹介する接着材を使用しないタイル材やパズル材がおすすめです。
2. 厚みがあり、衝撃吸収と防音性に優れた「タイル材」
次に、高い衝撃吸収と防音性を発揮するタイル材のご紹介です。
15mm~70mmの厚さがあり、2層構造(厚みのあるものは3層構造)とロール材よりクッション性に優れています。
重量物の床面への衝撃は下地のコンクリートや階下への衝撃振動などもたらす恐れがあるため、しっかりとした対策が必要となりますが、タイル材は重量物落下による損傷にも強いため、ダンベルやバーベルなどを扱うウエイトエリアの床材としてもおすすめです。
この特性を生かして、ウエイトエリアだけタイル材にして他のエリアはロール材にするなど、エリアによって分けることも可能です。
お悩みの際はご相談ください。
また、タイル材は前述の通り、置き敷きや専用コネクターなど接着剤を使用しない施工が可能な点も利点の1つです。
3. 必要な分だけ組み合わせて使える「パズル材」
名前の通り、マット同士をパズルのように組み合わせて設置します。
そのため異なる色の組み合わせが簡単にできパズル材ならではの幅広いデザインを可能にします。
また、6mm~10mmの厚さがあり重量もあるマットのため安定性にも優れています。
画像のように一部のエリアだけ敷きたい場合でもご使用いただける点や設置もご自身で行える点からコストを抑えたい方におすすめです。
【参考】ラバーマットに関連したお役立ち情報
タイル材とのつなぎ目の段差は「スロープ」でなくす
一部のエリアだけタイル材を施工した場合に生じる段差を解消します。
段差をなくすことで、タイルエリアへ出入りする際につまずくリスクを軽減します。
ラバーマットへの「ペイント」も可能
ラバーマットは、敷設後にウレタン塗装によるペイントも可能なため、会社やチームのロゴや陸上トラックのレーンなどをペイントすることができます。
今回は、よくお問い合わせいただくことが多いラバーマットにフォーカスした内容でご紹介させていただきました。
床材選びに迷われている方や、床材について考える機会がなかった方などへ少しでも参考になれば幸いです。
株式会社パフォームベタージャパン