COLUMN

開催レポート|encounterコラボウェビナー(講師:桂 良太郎)
今回は、encounter様とのコラボウェビナーの内容の一部をご紹介いたします。 ■開催日:2024年7月11日■講師:桂 良太郎 (Best Performance Laboratory)■テーマ:スポーツパフォーマンス向上と傷害予防のためのConstraints-Led Approachの理論と実践 「部分最適」と「全体最適」の問題 部分最適とは「特定の問題に対して一部分のみが最適化されている状態」のことを指し、例えば、リハビリテーションで足関節や股関節が改善・最適化された状態がそれにあたります。 対して、全体最適は「選手や患者の身体パフォーマンス全体として最適な状態」を指します。 問題は、部分最適されたからといって全体最適されるわけではないということです。 身体パフォーマンスで考えた場合、各関節や体幹の強さが最適化されても選手のパフォーマンスは全く変わらないケースもあります。 その事実を認識すると、トレーニングやリハビリテーション根幹の考え方を変えなければならないことがわかります。 制約主導アプローチ 反復のない反復 反復において完全に同じ動作は存在しません。 安定したパフォーマンス結果には、動作の安定性と変動性が重要です。 動作の安定性と変動性の組み合わせによって動作のコツを掴めるようになります。そのため同じ動作を繰り返しおこなうのではなく、少しだけ変動性を加えて繰り返すアプローチが必要になり、この変動性の掛け方が制約主導アプローチにおいて非常に重要になってきます。 同じ運動結果を出すために必要なこと 野球で例えると、コントロールの良いピッチャーはいつも同じところでリリースしているかというとそうではありません。 コントロールの悪いピッチャーはリリースポイントが一定で、コントロールの良いピッチャーはリリースポイントがバラバラであったという研究結果も出ています。例えば、マウンドの傾斜や気温など環境が変わっていなくても、自分自身の疲労が加わるため1球目と100球目では動き方が異なってきます。 そのような疲労という生体制約下で同じ結果を出し続けるには、自ずと1球目のリリースポイントと100球目のリリースポイントは違ってくるということです。 同じ結果を出すためには、さまざまな動作ソリューションを身につけなければなりません。 「同じ運動結果を出すために、異なる複数の解決方法を持つ」これこそが環境変化に柔軟に対応し、いつもハイパフォーマンスを出せるクライアント・患者の共通した特徴です。 適応性、制約、変動性を考察していくアプローチが制約主導アプローチの根源的な考え方になります。 トレーニングを競技パフォーマンスに転移させるには? トレーニングで強化したことは、競技パフォーマンスに勝手に出現するものではなく「種まき」が必要です。そのためには、トレーニングを競技パフォーマンスに転移させるために何が必要なのかを学ぶ必要があります。 例えばサッカーの「ジャンピングボレーシュート」の練習は、「垂直跳び」と「シュート」のトレーニングを別々にやっても上手くならないことは理解いただけるかと思います。「ジャンピングボレーシュート」は「ジャンピングボレーシュート」の練習をしないと上手くなりません。前述の通り、競技パフォーマンスを上げるためにおこなうトレーニングを分解しすぎてしまうと、結果パフォーマンスは変わらないケースもあるため、どの程度分解するのかを見極めることがポイントになります。 細かく分解した部分最適のトレーニングが必要なケースもたくさんありますが、目的を「競技パフォーマンスの向上」とするならば、この考え方が非常に重要です。 今回は、10月18日(金)〜20日(日)に行われるパフォームベジャパンサミット2024でも講師を務めていただく桂...

開催レポート後編|Active-Aid Program コラボウェビナー(3月16日)
先日、Active-Aid Program様とのコラボウェビナーの開催レポート(前編)を配信しました。 後編では、エクササイズに加え質疑応答も合わせて紹介いたします。 *前回の配信内容をご覧になりたい方はこちらからご覧ください。 ■開催日:2024年3月16日■テーマ:レジスタンストレーニングにおけるアジリティースピード向上法 1.ゲームスピード360を活用したエクササイズ エクササイズの原理原則の観点では、アシストから始めてレジスタンス(負荷)に移行しなければ怪我につながる可能性が高くなるとされています。 レポート前編では「アシスト」にあたるエクササイズを紹介しましたが、後編では「負荷」のエクササイズを紹介します。 ジャマー(負荷) ECTスリーブを使用したトレーニングもありますが、その場合は上半身にも負荷が加わります。 体幹部を引っ張られることでトリプルエクステンションに転換できた方がエクササイズ戦略として認知機能が向上しやすいという観点からゲームスピード360を使用をおすすめいたします。 ステップアップ- 股関節伸展(負荷) 前に加速する際に上半身まで連動させるエクササイズで股関節を伸展し前に進むための力を獲得するエクササイズです。前に加速する際に上半身まで連動させる動きを学習することができます。 動画ではベンチ台にゲームスピード360を通し、バーベルにストラップを括り付けて使用しています。 先述した通り、スーパーバンドで代用した場合「張力」によって伸ばすにつれて負荷が強くなってしまい、肩を痛めてしまう恐れがあるため、一定の負荷をかけられるゲームスピード360を使用することをおすすめいたします。 2.ゲームスピード360とスーパーバンドの違い アジリティトレーニングでは他にもスーパーバンドをご使用いただくこともありますが、それぞれツールの特徴が異なるためエクササイズの目的によって選択しなければなりません。 スーパーバンドは張力によって引っ張れば引っ張るほど限界値に近づきます。 限界値に近づくと引っ張られる力が強くなり、エクササイズ中の強弱のコントロールが難しくなります。 対してゲームスピード360は引っ張られる力がある程度一定に保てることが特徴です。 「アシスト」も「負荷」も一定の力が加えられるのでアジリティトレーニングをおこなう際は非常に有効なツールです。 3.質疑応答 Q.競技トレーニング中に発生した代償動作の対処はどうすれば良いですか? 競技トレーニング中に起きた代償動作を対処する際に、その場で対処するか代償動作を補うエクササイズを実施するのか、悩まれる方は多いと思います。 代償動作が発生した際の考え方として2つの観点から解説します。 1つ目、エクササイズを実施する前にスクリーニングによってしっかり評価を行わなければなりません。スクリーニングを行うと代償動作のパターンが見えてきます。 さらに競技中の動作を動画などで確認させてもらうことも重要です。 それによってトレーニング施設で行っている動作から出ている代償動作と競技中に起こっている代償動作を一致させ、エクササイズを介入させる指標にすることができます。 2つ目、エクササイズ中に代償動作が起きた場合はエクササイズをリグレッションします。リグレッションしたエクササイズで代償動作が出なければそのまま改善エクササイズとして割り当てます。...

開催レポート前編|Active-Aid Program コラボウェビナー(3月16日)
日頃よりパフォームベタージャパンをご愛顧いただきましてありがとうございます。 今回は、Active-Aid Program様とのコラボウェビナーの内容を前編・後編に分けてご紹介いたします。 ■開催日:2024年3月16日■テーマ:レジスタンストレーニングにおけるアジリティースピード向上法 アジリティの定義と前提 アジリティとは「軽快かつ素早く方向を変え、体のポジションを変えるための技術で、動作実行中に身体がおこなえるもの」を指します。 はじめに、トレーニング施設でおこなっているアジリティトレーニングは「外的要因が少ない状態で実施するトレーニング方法」であることを理解しておかなければなりません。例えば、ボディコンタクトスポーツのアジリティ向上のためには競技中と同じく敵や味方との接触を考慮したトレーニングが必要ですが、外的要因が少ない環境でトレーニングを続けるだけでは競技中のパフォーマンスの向上にはつながりません。 アジリティに必要な能力 ■Posture (体勢の確保) 意味:走る(加速)ための姿勢に変える(股関節の屈曲位、膝関節の屈曲位、足関節の背屈) 姿勢:パワーポジション (力を発揮しやすい関節位置) ■Acceleration (加速) 意味:床半力を使うことができる(パワーポジションにて地面を蹴る) 動作:トリプルエクステンション(股関節、膝関節、足関節)を伸展させる *床を蹴る動作において足関節は伸展動作と定義することはできません ■Deceleration (減速) 意味:先述の体勢の確保と加速を止め切る ゲームスピード360を活用したエクササイズ エクササイズの原理原則の観点では、アシストから始めてレジスタンス(負荷)に移行しなければ怪我につながる可能性が高くなるとされています。今回は「アシスト」と「負荷」の動作を含む「ゲームスピード360」を使ったエクササイズを2つご紹介します。*ゲームスピード360の紹介ページはこちら サイドステップ(アシスト) シンプルなエクササイズですが「加速」と「減速」の両方を一度におこなえる有益なトレーニングです。「動きを止める(着地をする)」という観点では右方向に進んでいく慣性エネルギーを和らげアシストしていますが、「地面を蹴る・横にステップする」という観点では負荷となっています。 サイドステップ(負荷)+アクアボール 先ほどの「サイドステップ」をプログレッションさせたエクササイズで、アクアボールを前に突き出す動作を追加します。 「動きを止める」観点では進行方向に向かって引っ張り慣性エネルギーを助長するような負荷がかけられており、さらにアクアボールを前に突き出すことで中の水が揺れるため、体幹部を安定させる要素が加わります。サッカーやラグビーなどのボディコンタクトスポーツで有効な動作で、前述のような「+α」の負荷を加えることによって体幹部にスタビリティとしての影響を与えトレーニングプログラムが成立しやすくなります。 このエクササイズに使用するアクアボールは扱いやすいSサイズがおすすめです。 ツール使用時の注意点...

開催レポート|Active-Aid Program コラボウェビナー(2月17日)
今回は、Active-Aid Program様とのコラボウェビナーの内容を一部ご紹介いたします。■開催日:2024年2月17日■テーマ:コンディショニングからトレーニングにおけるアクアボールの活用法 アクアバッグ・アクアボールの原理原則を理解する アクアバッグやアクアボールは、慣性の法則に従う水の移動を利用し、負荷のベクトルや荷重のバランスを変化させて負荷を加えるツールです。 【ポイント】 (1)水が流動的なため、動作にも伴い負荷の方向が変化する(2)水が移動し切ったら、負荷はある程度一定化する(3)水の移動方向により、動作を行いやすくすることも可能となる (1)、(2)についてはアクアバッグやアクアボールにおける原理原則となり、水の動きによって負荷が変化し身体にかかる負担も変化します。 (3)は性質が少し異っており、何らかの動作を遂行する際にその動きを助長するアシスティブな負荷の働きをします。例えば、アクアバッグを胸の前で平行に持ったまま真っ直ぐ歩いた場合、水は進行方向(前後)に揺れます。この水の揺れに合わせて歩くことで、前方への推進力の助長に役立ちます。この水が動く力を上手く利用することで股関節伸展等を行いやすくすることが可能です。 アクアバッグ・アクアボールの使用の向き・不向き 原理原則によって「動いているものを制御する方法」、「動いた場合に安定させる方法」の2つを習得することができます。 コンディショニングやトレーニングなどの目的やどの部位をターゲットにするかによってどこの方向に振り、どのように動かすかが変わります。 アクアバッグやアクアボールの使用に注意が必要なケース ■使用しない方が良いケース ・関節の不安定な方が使用した場合、シュラッグ動作が起き、正しいアライメントから抜け出た位置での筋収縮を学習させている状態になってしまうため、エクササイズを行うことによって身体に悪影響を与えてしまいます。 ・過緊張の状態でエクササイズを行う場合も同様にシュラッグ動作により重点が高い位置になるため、腰椎や骨盤に負担がかかってしまいます。 ・アクアバッグやアクアボールを持った状態でバランストレーナーの上でスクワットしたり、ビームの上を歩行するといったバランストレーニングに有効なエクササイズがありますが、これらをバランス不良の方や腰痛を持っている方が行うと、より体幹部が不安定になるため使用しない方が良いと言えます。このようなケースではダンベルやケトルベルの使用をおすすめします。 ■効果が得られないケース 「筋肥大」「パワーの発揮」「ストレングスの向上」などが目的の場合には、あまり効果は得られない可能性が高いです。これはアクアバッグやアクアボールでは筋肥大のために有効なウエイトの許重量に満たないことが理由です。 アクアボールの活用方法 1. 3mo position+外力 【動作手順】 (1)3ヶ月ポジションをとり、重力の鉛直線上に水が負荷として肩に加わっている状態でキープし棒や手でアクアボールを押してもらう (2)押されたことによって中の水が揺れ、この揺れを肩甲胸郭、肩甲上腕関節でしっかりと安定をさせる 【ポイント】 あえて3ヶ月ポジションで脚を股関節屈曲進展位させることで体幹部も関与させることを狙った運動動作です。ケトルベル等では同じ効果は生まれず、アクアボールでしかできない運動動作になるため覚えていて損はないエクササイズ種目です。 2. スクワット+揺らし 【動作手順】...

サミットレポート(3/3)|PERFORM BETTER JAPAN SUMMIT 2023
日頃よりパフォームベタージャパンをご愛顧いただきましてありがとうございます。 10月7日(土)〜9日(祝月)に開催したPERFORM BETTER JAPAN SUMMIT 2023 の一部をご紹介させていただきます。 本日は二日目の講義の模様を一部ご紹介させていただきます。 テーマ:Neural Performance -感覚運動科学の観点からフィジカルトレーニングを再考する 講師:近藤 拓人さん (AZCARE ACADEMY 代表、NEXPORT 代表) 日米のスポーツチーム、クリニック、フィットネス施設での経験を生かし、現在はAZCARE ACADEMY代表、パーソナルトレーニング施設NEXPORT代表として現場指導と教育活動に従事されている近藤さんには、専門の感覚運動科学の観点から「フィジカルトレーニングを再考する」をテーマにお話しいただきました。 *以下、講義一部抜粋 ■実行機能を鍛えることでパフォーマンスを向上できる 実行機能は認識、判断、行動の三つのフェーズで構成されています。 スポーツ競技でいえば、サッカーやバスケットボールのディフェンスのように相手の動きに対応する動作や、野球の打撃やバレーボールのレシーブのように素早く反応・判断をして意図した動作を正確に行う動作も実行機能が密接に関連しています。 実行機能が低いと判断が遅れてしまったり反応ができないといったプレーに繋がってしまいます。 実行機能を鍛えることで競技や日常生活におけるパフォーマンスも向上します。 ■実行機能の訓練方法 実行機能の訓練を自分の身体を思い通りに動かせないまま行うと危険が伴います。 そのため、使いづらい部位があればコントロールできるように鍛えてから次のステップに進まなければなりません。 STEP 1...

サミットレポート(2/3)|PERFORM BETTER JAPAN SUMMIT 2023
10月7日(土)〜9日(祝月)に開催したPERFORM BETTER JAPAN SUMMIT 2023 の一部をご紹介させていただきます。 本日は初日の講義と実技の模様を一部ご紹介させていただきます。 テーマ:慢性炎症と栄養(前半) / 今日から使える栄養療法(後半) 講師:川合 智さん (日本統合療法株式会社 代表取締役) 運動療法と栄養療法を土台とした「統合療法」を指導し、様々な慢性不調を抱える方を寛解へ導き、アスリートに対する栄養アドバイスも行っている川合さんには「慢性炎症と栄養」「今日から使える栄養療法」の2つをテーマにお話しいただきました。 *以下、講義内容を一部抜粋 【慢性炎症と栄養】 炎症は治療のプロセスであり、健康維持のために欠かせないものです。 しかしながら、慢性化した炎症は様々な病気や不調の原因になります。 慢性炎症を収束させるためには、その引き金となる「食生活の乱れ」の改善から取り組まなければなりません。 「栄養の質」を変える事で慢性炎症を収束させ、さまざまな不調の予防に繋がります。 【今日から使える栄養療法 】 血糖をはじめとした栄養状態は直接的に自律神経に影響を及ぼし、様々な不調を引き起こします。 例えば起床時、食前、夜間など時間帯によって低血糖の種類も症状も異なり、またそれによって改善策も変わってきます。 栄養療法を行うためには評価をする必要があり、その中でも問診の重要度は高いといえます。 問診の精度を高めることで身体状態や栄養状態を推測し、不調改善の提案が可能となります。 テーマ:S・O・A・P® (動作評価)に基づくConditioning Program...

サミットレポート(1/3)|前日カンファレンス「PERFORM BETTER JAPAN SU...
今回は10月7日(土)〜9日(祝月)に開催した「PERFORM BETTER JAPAN SUMMIT 2023」の内容の一部を全3回に分けてご紹介させていただきます。1回目はトレーナーを志す大学生・専門学生を対象に実施した、前日カンファレンス「PERFORM BETTER JAPAN SUMMIT 2023 for Students」についての内容です。各分野でご活躍されている講師をお招きしてトレーナーとしての知識やキャリア、ヘルスケアに関わるサービスの提供などさまざまなテーマでお話しいただきました。 テーマ:コンディショニングの可能性について 講師:荒井 秀幸さん (株式会社R-body Chief Technical Officer/ General Manager) オリンピックアスリートを中心に1,000名以上のトップアスリートのコンディショニングを担当してきたR-body。「ホンモノを身近に」として一般の方のライフパフォーマンスを上げるためさまざまなサービスを提供しています。 中でも東京オリンピック・パラリンピックコンディショニングサポートコアメンバーとしての経験をお持ちの荒井さんには、北海道上川郡東川町での実例をもとに「コンディショニングの可能性」についてお話しいただきました。 北海道上川郡東川町での取り組み 1. コンディショニングコーチの派遣・常駐 コンディショニングコーチが町に常駐し、日々のコンディショニング啓蒙活動や環境整備を実施 2. 住民向けコンディショニング指導 シリーズ形式のグループセッション、少年団・中学校・高等学校・高齢者施設での運動指導、住民向け広報誌での掲載、健康意識を高める特別講演などを通して、地域住民への肩こりや腰痛などのカラダの不調改善、スポーツのパフォーマンス向上に向けたコンディショニング指導を実施 3....

SPORTEC2023 合同ブース出展(8/2〜8/4)レポート
8月2日(水)~4日(金)に東京ビッグサイトで開催された「SPORTEC2023」に株式会社フィットネスアポロ社様、DRAX JAPAN株式会社様と合同でブースを出展させていただきました。 ブースでは新製品のスタビバーやアクアバッグ、アクアボールの新サイズモデルをはじめ多くの商品を展示いたしました。 特に新商品の「スタビバー」については最大の特徴であるバーの撓りに驚かれる方や、実際にスクワットやベンチプレスなどの動作を試される方も多くいらっしゃいました。 ブースで名刺交換をいただいた皆様には、展示会で使用した器具の特価販売のご案内なども行わせていただきました。器具に限りがございますが、ご検討中の皆さまのご連絡をお待ちしております。 また、例年と同様に豪華講師による30分間のショートセミナーを実施しました。弊社の器具を使ったエクササイズもご紹介いただき、セミナー参加者にもその場でエクササイズをお試しいただくなど、どの回も充実した時間となりました。 【講師紹介】 *写真上からBest Performance Laboratory 桂 良太郎さんR-body 関上 寅之輔さんSTC Japan 新井 颯太さんR-body 高田 章史さんR-body 荒井 秀幸さんフィットネスアポロ社 武内 俊宏さん...
SPORTEC2023 合同ブース出展(8/2〜8/4)レポート

Active-Aid Program コラボウェビナー(7/22)開催レポート
今回は、Active-Aid Programとのコラボウェビナーの内容を一部ご紹介いたします。 ■開催日:2023年7月22日 ■テーマ:「スムーズなプログレッション ~ リハビリからトレーニングまでを運動器&感覚器の観点で繋げる ~ 」 ■講 師:根城祐介 1. リハビリとトレーニングにおいて重要視するべきことは? 「リハビリ」と「トレーニング」とで違いはあるものの、原理原則に立ち返ると「明確なゴールセッティングを行い、的確な運動指導・施術により最短で元の状態よりも良い状態へ導く」という最も重要な点はどちらにも共通しています。 目的を達成するために重要視すべき3つの点 (1)時間:疼痛抑制、RTP(Return To Play) 日常生活や競技に素早く戻すことを指しており、短時間で効率良くアプローチを行い、元の状態よりも良い状態に戻せると高い満足度を得ることができます。 (2)能力:筋力、パワー、持久力、スキル怪我をした際に低下してしまう筋力や持久力を怪我をする前の状態に導く必要があります。 (3)耐性:組織の耐性 組織の耐性が追いついていないと再発の恐れがあります。リハビリ・トレーニングの目的として組織の耐性まで考慮した上でアプローチを行う必要があります。 2. ゴールを素早く達成するために必要な能力とは? 怪我をして競技復帰するまでの間には「リハビリ」、「コンディショニング」、「トレーニング」といったステップアップ式にアプローチを組んでいくことかと思います。ここではリハビリ段階で必要なことについてご紹介いたします。 リハビリ段階で必要なこと (1)モビリティー:胸郭、股関節、足関節 (2)スタビリティー:セントレーション (3)感覚器:関節位置覚(体性感覚)、視覚、前庭覚 また、「モビリティー」「スタビリティー」双方のプラスαの要素として考えていただきたいのが「Closed Kinetic Chain」「Open...
Active-Aid Program コラボウェビナー(7/22)開催レポート

脳震盪の基礎|Remedy Conditioning コラボウェビナー(7/12)開催レポート
今回は、Remedy Conditioningとのコラボウェビナーの内容を一部ご紹介いたします。 ■開催日:2023年7月12日 ■テーマ:「スポーツ、フィットネス関係者が知っておくべき脳振盪の基礎の基礎」 ■講 師:中本 真也 (Remedy Conditioning 代表) 1. 脳振盪とは?(定義) 頭を打っていなくても脳振盪の可能性がある ・交通事故(シートベルトをした状態で後ろから追突)衝撃で頭が振られむち打ちのような状況 ・コンタクトスポーツなどで体同士のぶつかり合いの反動によって頭が振られる ・急激なスピードの変化によって遠心力がかかり頭の中で脳が揺れる 頭蓋骨の中で脳が揺さぶられることによって脳振盪が起こるため、直接頭部への衝撃がなくても脳振盪は起こる可能性があります。また、意識を失っていない場合でも脳振盪は起こりえます。「意識があるから大丈夫」と誤解される方も多いですが、意識の有無は脳振盪と関係ありません。 そのほかにも、見た目では判断がしづらい点や、MRI / CTなど画像診断で異常が見られることが少ないという点にも注意が必要です。 2. 様々な症状・後遺症を誘発、後遺症が残る可能性 脳振盪は自宅で経過観察を行い、適切な処置が施されないままにしていると、症状が慢性化して後遺症として残る可能性があります。 <後遺症> 慢性的な頭痛、慢性的な首痛、言語障害、視覚障害、めまい、バランス障害、記憶障害、人格障害 脳震盪の後遺症を重く捉え、イングランドサッカー協会は2020年に12歳未満の選手に対し練習時のヘディングを禁止しました。この背景としては、元プロサッカー選手が繰り返し脳の衝撃によっておこる慢性外傷性脳症によって亡くなった事例や、元プロサッカー選手への調査で認知症・アルツハイマーになるリスクが一般の方と比べて高いことが明らかになったことが挙げられます。 まとめ 脳振盪はスポーツ選手だけではなく、日常生活で子供から高齢者に至るまで誰にでも起こりえることです。ただ、脳振盪を怖がりすぎてもスポーツに取り組めないと思いますので、怖さや対処を正しく知った上で快適で安全にスポーツを楽しんでいただくことが大切だと考えています。 今回のウェビナーが改めて脳振盪について考えるきっかけになれば幸いです。 今回のウェビナーはタイトルの通り基礎編となります。 10月8日(日)、9日(月)に開催するパフォームベタージャパンサミット2023でも中本さんに講義と実技でご登壇いただきます。...

AZCARE ACADEMY、NEXPORT コラボウェビナー(6/24)開催レポート
今回は、AZCARE ACADEMY、NEXPORTとのコラボウェビナーの内容を一部ご紹介いたします。 ■開催日:2023年6月24日 ■テーマ:感覚運動科学の観点からフィジカルトレーニングを再考する~イントロ編 1. パフォーマンス向上に必要な能力とは何か 動画リンク:https://youtu.be/bu5BHXUt0Jk 野球の打者についてパフォーマンス向上を考えた場合、投手の能力や球種にもよりますが、投手が投げたボールが捕手に到達するまで0.4秒未満といわれています。この場合、バットにボールを当てるために打者はどのような対応をしなければならないのか?また、どのような能力が必要なのかを理解しておく必要があります。1.スイングに要する時間そのものを短くする2.球種や軌道の識別、意思決定に要する時間を短くする3.SSRT(Stop Signal Reaction Time)を短くするこれらが達成できれば打者の能力は高まりバットにボールを当てる対応をとることができます。野球選手(野手)を指導する場合、このような能力を向上できれば直接的にパフォーマンス向上に寄与することができるといえます。 2. 「なぜジムでおこなう必要があるのか?」 実行機能の訓練はチームスポーツでやれば良いと言われていた頃もありました。 チーム単位、グループ単位で実行機能系のトレーニングを行う場合でも、ひとりひとりに対して得意、不得意を見分け苦手なものを克服していかなければなりません。 しかし苦手なものに集中してタスクを与え続けることはなかなかできません。 個人個人であれば選手の苦手なタスクを見つけやすく、そこに対して長時間負荷を与え続けることができ克服させることができます。 個人でアスリートを見る立場の方が実行機能訓練をしっかり理解し現場で応用できればパフォーマンスの向上にも直結していきますので、ぜひ日常の指導に活かしていただけますと幸いです。 今回のウェビナーはタイトルの通りイントロ編となります。 10月8日(日)、9日(月)に開催するパフォームベタージャパンサミット2023でも近藤さんに講義と実技でご登壇いただきます。 深掘りした内容が気になる方は以下のリンクから詳細をご確認いただきお申し込みいただけますと幸いです。 詳細はこちらから もっと詳しく知りたい方へ ■オンラインサロン PLAZ+(プラス):https://plaz.jp/ ■現地講習会 ASI...

コンディショニング | R-bodyコラボウェビナー(5/10)開催レポート
今回は、5/10(水)に開催いたしましたR-body様とのコラボウェビナーの内容を一部ご紹介いたします。 ■テーマスポーツパフォーマンスアップや傷害予防のためのコンディショニングトレーニング基礎編 1. コンディショニングの重要性 動画リンク: https://youtu.be/a5Q14JcNBJY コンディショニングの良し悪しが身体やパフォーマンスにもたらす影響について、バレーボール選手を例にご紹介します。スパイクでボールを打つ際、「肩のコンディションが良い状態」では正常な可動域で真上までスムーズに腕を上げることができますが、「肩のコンディションが悪い状態」では可動域が狭まり腕を十分な高さまで上げることができません。人間の脳は無意識に「ボールを打つ」などのタスクの実行を優先するため、「今の身体の状態で最もタスクを実行しやすい動作をとる(=腰を反る)」ことで不足する腕の高さを補い、スパイクを打つことを選択します。その結果、腰に過度な負担がかかり「痛み」が生じる、強いスパイクが打てないなど「パフォーマンスへの影響」が生じます。傷害予防やスポーツパフォーマンスアップのためには、常に全身のコンディションを整えることが重要です。 2.「機能的なカラダ」を作る3つのポイント 動画リンク:https://youtu.be/EBdYXzInKNo コンディションを整えるためにまずは「機能的なカラダ」を作る必要があります。今回は、機能的動作の5原則のうち以下の3つに絞りご紹介いたします。 (1)重力「立位」で姿勢を保ち運動する (2)可動性と安定性受動的に動かせる可動域ではなく「能動的」に動かせる可動域を運動で獲得する (3)運動連鎖機能不全を起こしている関節だけでなく、「全身運動」をすることが重要 3. クラシカルなトレーニングで「原則」を押さえる 動画リンク:https://youtu.be/2E1RcwhupWI 例えば、スクワットでバーベルを使用する場合のかつぎ方は前後で2通りありますが、動画のように前にかついだ場合にはシャフトを前に落とさないよう「身体を垂直に保つ(重力)」ことに加えて「足首を曲げてしっかりとしゃがむ(可動性と安定性 / 運動連鎖)」ことが必要です。 「足首が充分に曲がらない」クライアントに対してこのエクササイズを行うことで、スクワットもただ重りを持ち上げるトレーニングとしてではなく、「足首を曲げるエクササイズ」として活用することができます。 今回ご紹介したコンディショニングは、一般の方からアスリートまであらゆる方のパフォーマンスアップや傷害予防に有効な手段です。ぜひ日常の指導に生かしていただけますと幸いです。 もっと詳しく知りたい方へ R-body ACADEMY Basicコースのご案内 <Basicコース詳細> https://r-body.com/course/basic/ 次回Basicコースのお申し込みはこちら https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd6cnbTcufPta5aSOUTv91dAstzq7oPD62dvz_xi-MAQv0a9Q/viewform 株式会社パフォームベタージャパン
コンディショニング | R-bodyコラボウェビナー(5/10)開催レポート

Best Performance Laboratoryコラボウェビナー第五弾 活動報告
今回は、4/21(土)に開催いたしましたBest Performance Laboratory様とのコラボウェビナー第五弾の内容を一部ご紹介いたします。 ■テーマツールを活用したコンディショニングの理論と実践-制約主導アプローチとディファレンシャルラーニングに基づくリハビリとトレーニング- 1.制約主導アプローチとは? 動画リンク:https://youtu.be/_T-OopAXlgU 制約主導アプローチの考え方は、・PLAYER/ORGANISM (選手・生体)・ENVIRONMENT (環境)|空間、地面、重力による制約・TASK/SKILL (課題・技術)|時間、タイミング、ルールによる制約 3つの要素を組み合わせて、制限・制約の相互作用によって最適なコーディネーションを生み出すアプローチ方法です。この中の「TASK」についてツールを活用してエクササイズのバリエーションを増やし、動きのコツを掴む方法をご紹介いたします。 2.ツールを活用してTASKを変化させる 動画リンク:https://youtu.be/y-Q95qOsWnQ ツールを用いてTASKの制約条件を変えることで、同じ動作に変化を加えて最適なコーディネーションを導き出します。 例えば、同じターキッシュゲットアップでもダンベル、ケトルベル(ボトムダウン、アップ)、アクアボールなど、使用ツールによって重心の位置が異なるため「肩甲骨のパッキング」一つとっても求められるTASKは変化します。同じツールで同じ動作を繰り返すエクササイズでは最適なコーディネーションを導くことができないため、ツールでTASKに変化を加えることによりエクササイズの自動化を防ぎます。 3.さまざまなツールを活用して競技動作を学習する 動画リンク:https://youtu.be/Qgea0_TkDIM さまざまなツールを活用することで、目的の競技動作をあらゆるパターンで学習することが可能です。また、ツールが変わったとしても「その競技動作ができているか」を見ることで、「動作を学習できたのか」単純に「そのエクササイズだけ上手くなったのか」を判断する材料になります。 使用器具:ジャムボール、ブレットベルト、ゲームスピード360 「エクササイズのやり方」「エクササイズがうまくなること」に固執するのではなく、制約主導アプローチの原理原則を理解したうえで、「望ましい動作に導く」という本来の目的を見失わないように指導を行うことが重要です。 もっと詳しく知りたい方へ ■エクササイズのバリエーションBest Performance Laboratoryさんのエクササイズライブラリーをご覧ください。 ■セミナーの内容についてより深く学びたい方Best Performance Laboratoryさんのアカデミーへご参加ください。 Best Performance Laboratoryさんとは不定期で無料のコラボウェビナーを開催しております。次回は2023年秋を予定しておりますのでご興味のある方はぜひご参加ください。...
Best Performance Laboratoryコラボウェビナー第五弾 活動報告

Active-Aid Program コラボウェビナー活動報告
今回は、3/25(土)に開催いたしましたActive-Aid Program様とのコラボウェビナーの内容を一部ご紹介いたします。■テーマ 「野球におけるコンディショニングとトレーニング理論」 野球の動作を理解した正しいエクササイズが重要 ⑴ 基本的な野球の動作(ピッチング+バッティング)のメカニクスを理解 ⑵ 床反力を意識してムーブメントにつなげる ⑶ エクササイズの本質を理解し適切なアプローチをおこなう 実施するエクササイズを決める前に、「基本的な競技動作」と「エクササイズの本質」を理解することが適切なアプローチを処方するうえでは何よりも重要です。エクササイズは毒にも薬にもなるので必要なポイントをしっかり抑えましょう。 エクササイズ例:ピッチング動作 ピッチング動作の並進運動時に身体が沈み込みすぎないためには床反力を上手に使えることが必要不可欠になります。【推奨エクササイズ】ブルガリアンSQ+ランドマイン(使用器具:ECTスリーブ) 【POINT】片脚立脚でランドマインをおこないジャンプするようにして床反力を上肢に伝えることを意識しましょう。 エクササイズ例:バッテイング動作 バッティング動作の並進運動時に体幹部と骨盤を安定させて”力のタメ”をつくることが重要。 【推奨エクササイズ】 並進運動と床反力(使用器具:ファンクショナルトレーナー、ソフトトスメディシンボール) 【POINT】ファンクショナルトレーナーで横から身体を引っ張り、姿勢を崩さず張力とは逆方向へスムーズに並進運動をおこない左脚で地面を蹴り両脚の荷重バランスを取ります。 今回、ご紹介しているエクササイズはウェビナーの一部となりますので詳細を学びたい方は Active-Aid Program にご参加ください。 次回のActive-Aid Programさんとのコラボウェビナーは5/27に開催します。【テーマ】「アスリートにおける腰痛」【日時】 5月27日(土) 21:00 - 22:00 初回にご参加されていない方でもお申し込み可能ですのでご興味ある方はぜひ思うしこみください。 お申し込みはこちらから

Best Performance Laboratoryコラボウェビナー活動報告
今回は、12/17(土)に開催いたしましたBest Performance Laboratory様とのコラボウェビナーの内容を一部ご紹介いたします。 ■テーマ 傷害予防とスポーツパフォーマンス向上のための競技特異的コンディショニング〜スプリント・アジリティ・投球・回旋・ジャンプ・オーバーヘッド動作へのコンテクスチュアルアプローチ - リハビリとパフォーマンス向上の架け橋となる「コンディショニング領域」 近年、アスレティックトレーナーやストレングスコーチだけではなく、マッサージセラピストや理学療法士なども含め、広く「トレーナー」と呼ばれることがあります。 「リハビリ」「傷害予防」「パフォーマンス向上」といった役割を、運動指導者が包括的に担うことが求められるようになったことで、職域はやや曖昧になり、職種間の連携の流れも強まってきています。 このような背景から、「メディカルリハビリテーション」と「ストレングストレーニング」のギャップを埋める架け橋であるコンディショニング領域(アスレティックリハビリテーション)」の知識・技術は、広義の「トレーナー」にとってますます重要なものとなっています。 コンディショニング領域の効果的なエクササイズ例 コンディショニング領域でエクササイズを実施するうえでは、きまった動きを繰り返しておこなうだけでなく、予測不可能な動きに対応できるようにアクアバッグやハイドロベストを活用して外乱やノイズで刺激を加えて反射パターンを生み出す必要があります。 加えて、アスリートの場合には、競技に類似した動きを行うと更に効果的です。 もっと詳しく知りたい方へ ■エクササイズのバリエーション Best Performance Laboratoryさんのエクササイズライブラリーをご覧ください。 ■セミナーの内容についてより深く学びたい方 Best Performance Laboratoryさんのアカデミーへご参加ください。 ■器具を一覧でご覧になりたい方 パフォームベタージャパンオンラインショップをご確認ください Best Performance Laboratoryさんとは不定期で無料のコラボウェビナーを開催しております。次回は2023年4月を予定しておりますのでご興味のある方はぜひご参加ください。 株式会社パフォームベタージャパン
Best Performance Laboratoryコラボウェビナー活動報告
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