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開催レポート前編|Active-Aid Program コラボウェビナー(3月16日)

セミナー 活動報告
開催レポート前編|Active-Aid Program コラボウェビナー(3月16日)

日頃よりパフォームベタージャパンをご愛顧いただきましてありがとうございます。

今回は、Active-Aid Program様とのコラボウェビナーの内容を前編・後編に分けてご紹介いたします。

■開催日:2024年3月16日
■テーマ:レジスタンストレーニングにおけるアジリティースピード向上法

アジリティの定義と前提

アジリティとは「軽快かつ素早く方向を変え、体のポジションを変えるための技術で、動作実行中に身体がおこなえるもの」を指します。

はじめに、トレーニング施設でおこなっているアジリティトレーニングは「外的要因が少ない状態で実施するトレーニング方法」であることを理解しておかなければなりません。
例えば、ボディコンタクトスポーツのアジリティ向上のためには競技中と同じく敵や味方との接触を考慮したトレーニングが必要ですが、外的要因が少ない環境でトレーニングを続けるだけでは競技中のパフォーマンスの向上にはつながりません。

アジリティに必要な能力

■Posture (体勢の確保)
意味:走る(加速)ための姿勢に変える(股関節の屈曲位、膝関節の屈曲位、足関節の背屈)
姿勢:パワーポジション (力を発揮しやすい関節位置)

■Acceleration (加速)
意味:床半力を使うことができる(パワーポジションにて地面を蹴る)
動作:トリプルエクステンション(股関節、膝関節、足関節)を伸展させる
*床を蹴る動作において足関節は伸展動作と定義することはできません

■Deceleration (減速)
意味:先述の体勢の確保と加速を止め切る

ゲームスピード360を活用したエクササイズ

エクササイズの原理原則の観点では、アシストから始めてレジスタンス(負荷)に移行しなければ怪我につながる可能性が高くなるとされています。
今回は「アシスト」と「負荷」の動作を含む「ゲームスピード360」を使ったエクササイズを2つご紹介します。
*ゲームスピード360の紹介ページはこちら

サイドステップ(アシスト)

シンプルなエクササイズですが「加速」と「減速」の両方を一度におこなえる有益なトレーニングです。
「動きを止める(着地をする)」という観点では右方向に進んでいく慣性エネルギーを和らげアシストしていますが、「地面を蹴る・横にステップする」という観点では負荷となっています。

サイドステップ(負荷)+アクアボール

先ほどの「サイドステップ」をプログレッションさせたエクササイズで、アクアボールを前に突き出す動作を追加します。

「動きを止める」観点では進行方向に向かって引っ張り慣性エネルギーを助長するような負荷がかけられており、さらにアクアボールを前に突き出すことで中の水が揺れるため、体幹部を安定させる要素が加わります。
サッカーやラグビーなどのボディコンタクトスポーツで有効な動作で、前述のような「+α」の負荷を加えることによって体幹部にスタビリティとしての影響を与えトレーニングプログラムが成立しやすくなります。

このエクササイズに使用するアクアボールは扱いやすいSサイズがおすすめです。

ツール使用時の注意点

アジリティトレーニングでツールを使用する場合は、力のベクトルを理解しなければなりません。
この力のベクトルを理解せずにトレーニングを実施すると、パフォーマンスの向上どころか怪我につながる恐れがあり注意が必要です。

今回は、アジリティの定義や必要な能力、それを鍛えるためのエクササイズの一例をご紹介させていただきました。 後編では別のツールを使用したエクササイズに加え、質疑応答の一部を紹介させていただきます。

もっと詳しく知りたい方へ

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