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脳震盪の基礎|Remedy Conditioning コラボウェビナー(7/12)開催レポート

セミナー 活動報告
脳震盪の基礎|Remedy Conditioning コラボウェビナー(7/12)開催レポート

今回は、Remedy Conditioningとのコラボウェビナーの内容を一部ご紹介いたします。

■開催日:2023年7月12日
■テーマ:「スポーツ、フィットネス関係者が知っておくべき脳振盪の基礎の基礎」
■講 師:中本 真也 (Remedy Conditioning 代表)


1. 脳振盪とは?(定義)

頭を打っていなくても脳振盪の可能性がある

・交通事故(シートベルトをした状態で後ろから追突)衝撃で頭が振られむち打ちのような状況
・コンタクトスポーツなどで体同士のぶつかり合いの反動によって頭が振られる
・急激なスピードの変化によって遠心力がかかり頭の中で脳が揺れる

頭蓋骨の中で脳が揺さぶられることによって脳振盪が起こるため、直接頭部への衝撃がなくても脳振盪は起こる可能性があります。
また、意識を失っていない場合でも脳振盪は起こりえます。
「意識があるから大丈夫」と誤解される方も多いですが、意識の有無は脳振盪と関係ありません。
そのほかにも、見た目では判断がしづらい点や、MRI / CTなど画像診断で異常が見られることが少ないという点にも注意が必要です。


2. 様々な症状・後遺症を誘発、後遺症が残る可能性

脳振盪は自宅で経過観察を行い、適切な処置が施されないままにしていると、症状が慢性化して後遺症として残る可能性があります。

<後遺症> 慢性的な頭痛、慢性的な首痛、言語障害、視覚障害、めまい、バランス障害、記憶障害、人格障害

脳震盪の後遺症を重く捉え、イングランドサッカー協会は2020年に12歳未満の選手に対し練習時のヘディングを禁止しました。
この背景としては、元プロサッカー選手が繰り返し脳の衝撃によっておこる慢性外傷性脳症によって亡くなった事例や、元プロサッカー選手への調査で認知症・アルツハイマーになるリスクが一般の方と比べて高いことが明らかになったことが挙げられます。


まとめ

脳振盪はスポーツ選手だけではなく、日常生活で子供から高齢者に至るまで誰にでも起こりえることです。
ただ、脳振盪を怖がりすぎてもスポーツに取り組めないと思いますので、怖さや対処を正しく知った上で快適で安全にスポーツを楽しんでいただくことが大切だと考えています。
今回のウェビナーが改めて脳振盪について考えるきっかけになれば幸いです。

今回のウェビナーはタイトルの通り基礎編となります。 10月8日(日)、9日(月)に開催するパフォームベタージャパンサミット2023でも中本さんに講義と実技でご登壇いただきます。
より深い内容をお知りになりたい方は以下のリンクから詳細をご確認いただきお申し込みいただけますと幸いです。
詳細はこちらから


もっと詳しく知りたい方へ

中本さんInstagram:https://www.instagram.com/remedyconditioning/
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