COLUMN
Webinar Report |FMS応用事例|パーソナルトレーニングジムへのFMS/SFMA...
今回は、先日開催したFMS JAPAN様とのコラボウェビナーの内容の一部をご紹介いたします。FMS/SFMAを現場で導入・活用しているお二人の施設オーナーにご登壇いただき、現場での導入経緯、評価方法、チームでの運用体制など、実際の活用ノウハウを共有していただきました。 ■テーマ:パーソナルトレーニングジムへのFMS/SFMAの応用 -FMS/SFMAイントロ - ■開催日:2025年5月24日 ■講師 ・矢野 耕二 (株式会社One Day Design 代表 / GROUND RULE.代表) ・渡部 真吉 (株式会社e-MOTIONs代表取締役 / Physical Conditioning Lab. Re:Set 代表) ・上松 大輔 (株式会社Functional代表) FMS/SFMAとは? FMS(Functional...
ジム開業|Next Gen Bouldering様
今回は、オリンピックメダリストの野中生萌選手がオーナーを務める「Next Gen Bouldering」に、弊社製品を導入いただいた事例をご紹介します。 この施設は、クライミングカルチャーの進化と次世代クライマーの育成を目指し開業されました。 Next Gen Bouldering公式ブランドサイトより: 「Next Genは、クライミングカルチャーの進化を目指すジムです。私たちはただクライマーを育てるのではなく、生み出すことにこだわります。子どもたちを育成し、世界へ送り出すことはもちろん、大人も含め、あらゆるクライマーがここから生まれる場所をつくります。しかし、私たちの使命はそれだけではありません。過去と現在をつなぎ、未来へと受け継ぐことも大切にしています。伝統を大切にしながら、新たな可能性を切り拓き、クライミングカルチャーをさらに盛り上げ、発展させていきます。」 1.ご依頼の経緯 野中選手の担当トレーナー、竹口さまから紹介いただいたご縁をきっかけに、ご依頼をいただきました。 長年トレーニングをともにし、野中選手のリクエストやトレーニングポリシーを熟知している竹口さまにも意見をお伺いしながら、最適なトレーニングスペースを形にしていく方針でプロジェクトがスタートしました。 2.ご相談時の要望 (1)トップアスリートも使用できる本格的なボルダリング施設にしたい (2)床材はトレーニングジムで使用されるラバーマットを希望 これらのご要望を元に、施設に最適なトレーニング器具の選定とレイアウト設計が行われました。 3.導入器具 導入された主な器具は以下の通りです: (1)ハーフラック ハーフラックは、アスリートのストレングストレーニングにおいて非常に重要な器具で、スクワットやデッドリフトなどの高負荷トレーニングには不可欠です。パフォームベターのスクワットラックは本体の重量が十分にあるため、高重量を扱う際でも安定性を確保し、トレーニングの質を高めます。 (2)ケトルベルラック ケトルベルラックは、ケトルベルを効率よく収納できるラックで複数の重量のケトルベルを整理し、トレーニングエリアを広く使うために役立ちます。スペース効率が良いため、少ない面積でケトルベル以外にも多くの器具を収納でき、ジムの整理整頓を助けます。 (3)アクアバッグ アクアバッグは水を入れて重さを調整できるトレーニング器具です。最近はアクアボールと合わせてアスリートのみならずパーソナルトレーニングジムにも不可欠なものとなっています。水で負荷を調整するような器具は器具を使うことが目的となりエクササイズだけを真似して本来の目的が曖昧になってしまうことが多にしてあります。竹口さんのようにトレーニングの原理原則やコンセプトを持って施設をデザインするトレーナーさんは器具の良さを更に引き立てますので、導入される際はエクササイズと合わせて得られる効果なども学ばれるとより有効活用ができるかと思います。 ⑷キャスター付きマットラック キャスター付きマットラックは、トレーニングエリアを効率的に使うために最適な収納ラックです。移動が簡単で、使いたい時に素早く設置できるため、限られたスペースを有効活用できます。今回はトレーニングエリアは競技練習前のストレッチでの使用も想定されているためマットと合わせて導入いただきました。 ⑸ケトルベル、メディシンボール など ケトルベルやメディシンボールは、アスリートのトレーニング効率を最大化するためにエクササイズの幅を広げることに役立ちます。パフォームベターのトレーニングツールは形状はもちろんですが表面の加工など細かな仕様にアメリカ本社が契約するトレーナーの意見が反映されており、さまざまなエクササイズに活用しやすくなっております。これによりアスリートのトレーニング時の不要なストレスを軽減し安全で集中できるトレーニング環境を提供します。 4.まとめ...
ジム開業|Next Gen Bouldering様
【ジャムボール】活用の幅を広げるエクササイズ動画
今回は人気商品ジャムボールを使用したエクササイズバリエーションをご紹介いたします。 エクササイズのポイントや活用シーンの例なども記載しておりますので、ぜひ最後までチェックいただけますと幸いです。 爆発的な回旋パワーを鍛える「スプリットスタンス × チョップ」エクササイズ スポーツ動作に欠かせない爆発的な回旋パワーを鍛えるツールとして、ジャムボールは非常に有効です。 特に、ジャムボールを使用してのチョップ系のエクササイズは、跳ね返りを気にせずに、コンセントリックフェーズにフォーカスして動作を遂行できる実践的なエクササイズとして、現場で多く活用されています。 今回は、以下の2種のエクササイズをご紹介します。 Rot-Para-Horiz JB Chop Split Switch NCM ポイント: ・近位から遠位への”Kinetic Linking”を用いて動作を行う・可能な限り素早く前後の脚をスイッチする・爆発的にボールを壁に投げつける 活用シーン例: ・野球、テニス、ゴルフなどのスポーツにおける、回旋パワーの強化・水平方向への力の伝達効率の改善・強化 Rot-Perp-Vert JB Lateral-Chop Split NCM ポイント: ・近位から遠位への”Kinetic Linking”を用いて動作を行う・反動を使わずに、予備収縮を用いて動作を行う・爆発的にボールを地面に叩きつける 活用シーン例: ・野球、テニス、ゴルフなどのスポーツにおける、回旋パワーの強化・垂直方向への力の伝達効率の改善・強化...
【ジャムボール】活用の幅を広げるエクササイズ動画
vol.13 動画|スーパーバンドを使用したエクササイズバリエーションのご紹介
今回はオンラインショップで公開中の「MINI BAND & SUPER BAND Lab.」より、スーパーバンドを使用したエクササイズバリエーションをご紹介いたします。 エクササイズの目的や重要なポイントなども詳しく記載しておりますので、ぜひ最後までチェックいただけますと幸いです。 3 Step Deceleration(Forward) 目的・エクササイズ特性 ・下肢の強化(レジスタンス)+体幹部の安定・減速時における延伸性収縮の獲得 ターゲット 臀筋群・大腿四頭筋・ハムストリングス・コア 使用アイテム スーパーバンド 1.9cm幅 イエロー 動作手順 1.スーパーバンドの中に体を入れ、ラックから離れたところに立つ。2.ラックに向かって3歩走るようにステップし急停止する(バンドの張力に負けないようにしっかりと下肢でスピードを止める) 重要なポイント ・体幹部のニュートラルポジションを維持する。・ニーインを起こさないようにする。・膝関節+股関節屈曲を同時に行いコーディネートされた(協調性のある)遠心性収縮を行う。 コーチングキー スーパーバンドの力に引っ張られないようにしっかりと前脚で地面を踏みしめる。 よくあるエラー ・ニーイン(膝が内側へ入る)・つま先荷重 セッティング手順 1.スーパーバンド2本を結ぶ。2.スーパーバンドをラックにつける。 2...
vol.13 動画|スーパーバンドを使用したエクササイズバリエーションのご紹介
ジム開業|ロゴ入り床材・ラック導入(PADDLE pilates銀座店様)
今回は、2024年10月にオープンしたPADDLE pilates銀座店様の、トレーニングエリア導入事例をご紹介します。 施設について 2022年8月に表参道でオープンしたPADDLEピラティスは、姿勢・動作・不調改善を専門とする完全予約制のパーソナルスタジオです。代表の渡邉真悟さんは、機能解剖学・自律神経・呼吸の知識を融合させた高品質なセッションに定評があり、現在では予約7~8ヶ月待ちとなるほどの高い人気を誇ります。2024年10月に新たにオープンした銀座店では、 既存のピラティス指導に加え、より多角的な動作アプローチを可能にするストレングストレーニングエリアが設置されました。弊社では、この空間における床材・トレーニング機材・収納ラックの導入をサポートさせていただきました。 ご相談時の要望 ご相談いただいた際、以下のような明確なご要望を伺いました。 ・ピラティスに加えて、 より多角的な動作アプローチが可能な空間を確保したい ・高重量のトレーニングでも床を傷つけない、衝撃吸収性の高い床材を導入したい ・高強度トレーニングにも耐えられる、安定性の高いハーフラックを設置したい それぞれの目的に対して、 機能性・耐久性・空間効率を重視したご提案を行いました。 1.衝撃吸収に優れた「床材」 トレーニングエリアの床材には、30mm厚のSPORTEC Styleを導入。優れた衝撃吸収性と耐久性により、シャフトなどの高重量トレーニングでも床を傷める心配がなく、静音性や安全性にも優れた仕様です。ピラティスエリアに影響が出ないよう、ハーフラック周辺のみに範囲を限定して施工しました。さらに、 床材にはPADDLE様のロゴをプリントした特注デザインをご採用いただき、ブランドイメージの一体感にも配慮しています。 2.高重量の利用にも耐えるプロ仕様のハーフラック トレーニング機材としては、弊社オリジナルのPBハーフラックを採用いただきました。堅牢な構造により、スクワットやデッドリフトといった高重量トレーニングにも対応可能で、安定した使用感を維持しながら、安心・安全な指導環境を提供します。また、 ラックに備えられた懸垂バーは、壁面設置が難しい施設でもサスペンション器具の使用や懸垂動作が可能です。角度をつけたプッシュアップなど、空間を活かした多彩なトレーニング展開にも活用されています。 3.さまざまなツールをまとめて収納できるハロスストレージラック 今回の導入にあたり、ハイドロベスト、アクアボール、アクアバッグ、バナナステップ、ケトルベル、メディシンボール、スタビバー、エクササイズバンド各種など多彩なトレーニングツールも合わせて導入いただきました。それらを効率よく整理・管理できるよう、多段式で収納力の高いハロスストレージラックを設置しました。使用頻度や種目別に器具を配置できることで、限られたスペースでも導線を確保しながら快適にご利用いただける環境が整いました。 ご紹介した器具や施設の開業にご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
Webinar Report |腰痛改善エクササイズ|ミニバンド&スーパーバンドの活用方法(根...
今回は、先日開催したActive-Aid Program 様との無料コラボウェビナー第六弾をご紹介いたします。腰痛は多くの人が経験する身体の不調のひとつです。 今回のウェビナーでは、講師の根城祐介さんに伸展型腰痛に着目した評価とアプローチについて解説いただきました。 本レポートでは、 解説に加えて実践エクササイズの動画も豊富に掲載しております。現場で役立つ内容が詰まっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。 ■テーマ:腰痛改善エクササイズ: コンディショニングからトレーニングにおけるミニバンド&スーパーバンド活用法 ■開催日:2025年5月21日 ■講師:根城 祐介 (Active-Aid Program代表取締役) 伸展型腰痛の評価と考え方 「立ちっぱなしで腰が張る」「座ると少し楽になる」 このような訴えは、背面の筋群の過活動(ハイパーアクティブ)に起因する伸展型腰痛の可能性があります。 評価の視点として以下の3点をポイントに挙げました。 ・長時間の立位で張り感が強くなる ・座位や前屈後に一時的に軽減する ・運動後に腰部が張りやすい これらの症状がある場合は、過活動・不動・低出力といった要因が複合的に関与している可能性が高く、それらに合わせたアプローチが求められます。 また、骨盤帯のランドマーク(上前腸骨棘と恥骨結合)を用いた評価も重要です。 「前傾」と「フォワードローテーション」を区別して観察することで、腰椎に加わる剪断ストレスの有無を見極める視点を解説いただきました。 ミニバンド&スーパーバンドを用いた運動介入 ミニバンドの活用 ミニバンドは短い距離で明確な抵抗を与えられるため、局所の筋の正しい収縮パターンを引き出すことや、代償動作の観察に適したツールです。 ・骨盤や股関節の正しい動きを引き出すためのアプローチ ・仰臥位や側臥位での安定性向上 ・小さな可動域での制御能力の強化 など スーパーバンドの活用...
Webinar Report |腰痛改善エクササイズ|ミニバンド&スーパーバンドの活用方法(根...
Webinar Report|キャリア形成に必須!トレーナーに必要な「マネジメント力」とは?|...
今回は、先日開催した無料ウェビナーの内容の一部をご紹介いたします。全国で33店舗以上を展開するDr.トレーニング代表・山口元紀さんを講師にお迎えし、トレーナーに必要な「マネジメント能力」についてお話しいただきました。 離職率ゼロという好成績を達成した過去の実績と、組織拡大に伴い直面した課題についてご自身の経験をもとにしたエピソードを交えながら解説いただきました。 ■テーマ:キャリア形成に必須!トレーナーが身につけるべきマネジメント能力 ■開催日:2025年4月24日 ■講師:山口 元紀 (Dr.トレーニング代表) 組織の成長に必要な視点とは? 組織が小規模なうちは属人的なマネジメントでもうまくいくものの、キャストが30名を超える規模になると、個々にかける時間が物理的に難しくなってきます。 このため、「共通言語の不在」が、ひとりひとりの解釈のズレを生み、結果として意思決定の不整合に繋がります。 また、「ルール」を細かく定めるより、ある程度の余白を残した「枠組み」を共有することで、社員一人ひとりが自発的に行動できる環境を整えることが重要です。 この視点は、ただ単にマニュアル通りに動くのではなく、現場の実情に合わせた柔軟な対応を促し、結果として組織全体のパフォーマンス向上に寄与するものです。 山口さんが実践するマネジメントの3つの鍵 1.ビーイングマネジメント(姿勢で引っ張る) 知識や技術だけでなく、率先して行動する「姿勢」が最も大切です。 現場では、どれだけ先頭に立って実践し、「自らの行動で示す」ことが、部下や同僚に対する大きな信頼へと繋がります。 実際にキャストとの飲み会や現場でのコミュニケーションを積極的に行うことで、リーダーとしての存在感や頼もしさを体現しているエピソードをご紹介いただきました。 2.ネットワークマネジメント(頼る力を持つ) 完璧主義に陥りすぎず、苦手分野や自分ではカバーしきれない業務は、早めに周囲に任せるという姿勢も大切です。 「任せる」ことによって、個々のキャストが自分の得意分野で力を発揮し、相互に補完しあう体制が整います。 また、役割分担を明確にし、各人が自分の貢献度を実感できる環境作りが、組織の自走力アップに直結するとの具体例もご紹介いただきました。 3.リフレーミング(主観的達成感を促す) リフレーミングとは、物事の見方を変えることで、成長や進歩を実感させる手法です。 部下が「できなかったことができるようになった」という実感を持つことが、モチベーションの向上と長期的な成長に繋がります。 日々のフィードバックや声かけで、自己評価を前向きに変換する方法として、具体的な事例を交えながら、進捗自覚の大切さご紹介いただきました。 これらのマネジメント手法を実践した結果、Dr.トレーニングでは長期的な離職率の低下と組織の一体感の向上が見られ、150名を超える大規模な組織であっても、共通言語の共有やポジティブなコミュニケーションの浸透により、高いレベルの組織力が維持されています。 また、LINEグループ内での「ポジティブゴシッピング」の実践により、日々のコミュニケーションが前向きな雰囲気を生み出し、メンバー同士の感謝や信頼が確固たるものとなっています。 Q&A Q1.トレーナーは最初からマネジメントを意識すべき? A:最初はトレーナーとしてフルベットした方がいいと思いますね。 僕自身も25歳くらいまではひたすら勉強して、スキルを磨くことに全振りしていました。...
vol.12 動画|スーパーバンドを使用したエクササイズバリエーションのご紹介
今回はオンラインショップで公開中の「MINI BAND & SUPER BAND Lab.」より、スーパーバンドを使用したエクササイズバリエーションをご紹介いたします。 エクササイズの目的や重要なポイントなども詳しく記載しておりますので、ぜひ最後までチェックいただけますと幸いです。 Side Lunge + Pallof Press 目的・エクササイズ特性 ・下肢の強化(レジスタンス)+体幹部の安定・減速時における延伸性収縮の準備 ターゲット 臀筋群・大腿四頭筋・ハムストリングス・コア 使用アイテム ・スーパーバンド 0.7cm幅 オレンジ ・スーパーバンド 1.9cm幅 イエロー 動作手順 1.片方のバンドを手で把持、もう片方に体を入れた状態でラックから離れて立つ。2.サイドランジを行い、着地と同時に胸の前へ両手を伸ばしスーパーバンドの張力に耐える。 重要なポイント ・体幹部のニュートラルポジションを維持する。・体幹部の共同収縮または腹腔内圧を高めて体幹部がブレないように行う。 よくあるエラー ・ニーイン(膝が内側へ入る)・腰部伸展 セッティング手順...
vol.12 動画|スーパーバンドを使用したエクササイズバリエーションのご紹介
科学と伝統の融合でポテンシャルを引き出す~“うまくなれなかった”元球児が見つけた答え~(木村 ...
トレーニングと野球の技術指導のハイブリッド型パフォーマンスコーチ 木村匠汰さん Trainer's Journeyと題し、スタートしたシリーズ企画。この企画では、精力的に活動されている若手・中堅トレーナーの皆さまにお話を伺い、それぞれが大切にしている指導の理念や、その考えに至った背景、今後の挑戦について深掘りしていきます。第5弾は、大阪市住之江区に野球特化型トレーニング施設「BEYOND BASE」を開業し、技術指導とトレーニング指導の両面から野球選手をサポートする木村匠汰さんにお話を伺いました。 指導者志望から野球パフォーマンスコーチへの道 ーまずはこれまでのご経歴と、木村さんがパフォーマンスコーチ(トレーナー)を志したきっかけについて教えてください。 私は小学生の頃から野球をしていて小中学校の頃は北海道の地元のチームでそれなりにプレーにも自信があったのですが、強豪校に進んで高校3年生の時にメンバーから外れてしまったことをキッカケに野球の指導者になりたいと考え、将来は高校野球の監督を目指して教員の道に進もうと思っていました。実際に教員免許を取得するために大学に進学し、野球部に入るつもりはなかったのですが、入学後に入部することになり、2年生の秋からはキャプテンになったり4年の春までプレーしました。プレーしていく中で「選手を指導するには身体の仕組みやトレーニングの専門知識も必要だ」と感じ始めて、大学3年生のときに日本トレーニング指導者協会(JATI)の資格を勉強して取得しました。その学びを通じて、「自分が本当にやりたいことはトレーナーだ」と気づき、指導者(教員)の道ではなくトレーナーを志しました。大学4年の春に野球部を引退してからは、本格的にトレーナーとしての勉強を開始。縁あって北海道の札幌国際大学で実績のあるストレングス&コンディショニングコーチの方の元で現場指導しながら学ばせてもらい、その頃にNSCA認定のストレングス&コンディショニングスペシャリスト(CSCS)の資格も取得して本格的にトレーナーの道に進んで行きました。その後、お世話になったストレングス&コンディショニングコーチからの紹介もあり就職先として選んだのが大阪・堺市にある阪堺病院のトレーニングジムです。リハビリ施設に併設されたトレーニングジムで、野球の指導に力を入れていたこともあり、「ぜひここで学びたい」と新卒で飛び込みました。最初は正社員ではなく嘱託のような形からスタートしたのですが、熱意が伝わり正式に雇用していただくことになりました。阪堺病院SCAでは4年間勤務し、クライアントは小学生から社会人までの野球選手が半分ぐらいでそれ以外はリハビリを終えた一般の方や80〜90代の高齢の方など、本当に幅広い年代・目的の方々を指導させてもらいました。正直、最初の1〜2年は知らない分野だらけで苦労しましたが、理学療法士やドクターと連携してリハビリ後のトレーニングに関わるなど貴重な経験を積み、そのおかげで視野の広い指導ができるようになったと感じています。そして野球選手へのサポートにもっと専念したいという思いが強まり、4年勤めた後の26歳の時に職場を退職して筑波大学大学院に進学しました。大学院では野球の動作やトレーニングについて研究しつつ、並行して野球チームの指導現場にも関わりました。大学院修了後、大阪へ戻り、現在は自身の施設「BEYOND BASE」でプロ野球選手から小中学生まで幅広い野球選手の指導にあたっています。 科学と伝統を融合する独自の野球指導哲学 ー木村さんは現在、ご自身の施設でトレーニング指導と野球の技術指導の両方を行っているとのことですが、普段の指導ではどのようなアプローチや哲学を大事にされていますか? 施設ではMLBやNPBのトップ選手から小中学生も含めた野球選手のトレーニングから投げる、打つなどの野球の技術指導もしています。チームに帯同する時は試合中にベンチに入って選手交代や戦術に関わることがありますし、選手の身体データをとって特徴を活かすようなアドバイスをしたりスカウティングのようなことをすることもしています。指導をする際の大前提は「野球選手のパフォーマンスを向上させる」ことで、BEYOND BASEはそのために作った施設です。パフォーマンスを向上させるために必要なことを組み立てて提供しています。具体的には、まずストレッチやコレクティブエクササイズなどで身体機能の改善していきます。そして次に筋力・パワーを高めるためのウエイトトレーニング。さらにはオランダの運動学者フラン・ボッシュの理論を参考に、野球のプレーのパフォーマンスに転移する運動学習の要素も取り入れています。これらを組み合わせて多角的にアプローチすることで、野球のパフォーマンス向上と怪我の予防につなげていくことを心がけています。ただ、最新の科学に基づくトレーニング理論ばかりを押し付ければ良いわけではありません。野球界には昔からの指導法や大事にされてきた文化もありますし、現場の監督・コーチが従来の考え方を持っていることも多いです。私自身、高校野球で伝統的な指導も受けてきましたし、それらを完全に否定するつもりはありません。特に野球は特殊な面があって自分のパフォーマンスが最大限に発揮できたからといって必ずしも競技結果が良くなるわけではありませんし、実際に結果を出している選手の全員が科学的なトレーニングに取り組んでいるわけでもないです。なので関わる選手には科学的根拠に基づくトレーニングの意義や考え方のベースとして「こういうものだ」という最新のことを教育しつつ、従来の指導ともうまく折り合いをつけられるよう助言しています。 最新の知見と伝統的なトレーニングの融合 ーご自身も学生時代に選手に経験したことと、トレーナーとして最新のエビデンスを取り入れていく中で葛藤や切り替わっていくきっかけはありましたか? 正直、トレーナーとして学び始めた頃は効率的な動きや代償動作がこうだって指導に取り入れても、逆にパフォーマンスが上がっているかわかりませんでした。病院勤務の3年目ぐらいから動作パターンや脳や神経などのもっとベースの部分も学び始めたら、全部の正解はわからない中でもある程度の方向性というか、形が見えてきました。その時点の結論としては結局、伝統的なトレーニングだったり自分自身が学生時代に言われてたことも大事だってことです。その辺でアプローチもハイブリッドになってきた感じです。私の感覚としても正直「エビデンスはこうだ」「こういうのが正しい」とこだわってやっていた方が、うまくいかなかった感じはしています。今ではポテンシャルは高いけど野球につながっていない選手への指導が1番得意だという自負があります。私自身もベンチプレスやスクワットの重量が上がるだけでは野球のパフォーマンスは向上しなかったですし、野球の練習をいっぱいしても上手くなれなかったのでその悩みを解決できる指導者になりたいなという思いはずっとあります。 技術コーチと信頼を築く対話力 ー技術コーチや選手とのコミュニケーションで意識していることはありますか?また、どのようにして現場から信頼されるようになっていったのでしょうか? 技術コーチの方と話すときにまず意識しているのは、「相手が何を大事にしていて、どんな考えで技術指導をしているのか」をちゃんと聞くことです。最初に直接お会いした時は必ずその方の考え方やスタンスを伺って、「これは言ってもよさそう」「これは控えた方がいいな」といった情報を自分の中で一度整理します。その上で、「今、チームとして改善したいことって何かありますか?」と先に聞くようにしています。そうすると、「あの選手がこういう状態で」とか「このバッティングが気になるんだよね」といった話が出てくるので、そこから少しずつ「だったらこういうアプローチもあるかもしれませんね」と、対話を通じて自然にこちらの提案を入れていくようにしてるんです。いきなり「これが正解です」みたいな言い方をするとやっぱり壁ができてしまうので、あくまで“対話ベース”で進めていくことが重要だと感じています。これは特に、新しく関わるチームや初対面の指導者の方と接する際には、すごく気をつけているところです。自分が大学院で得た知識や理論をベースにしたとしても、いきなり科学やエビデンスを押し付けてしまうと、技術系のコーチから警戒されてしまう場面は正直まだまだ多いので。実際、うまく対話にならないケースもあります。でもそういうときに、「それは僕に任せてもらって大丈夫です」と現場で信頼を得て任せてもらえるような立場になれることが、トレーナーとしての目標でもあります。また、選手との関係でも同じで、自分の考えを押しつけず、選手がどう感じているかをよく聞いて、そこに自分の知識や提案をうまく“重ねる”ようなコミュニケーションを心がけています。現場で「信頼されるパフォーマンスコーチ」になるには、知識や技術と同じぐらい、コミュニケーション能力が求められるなと実感しています。 野球界からも認められ始めたきっかけ ー何か具体的に認められ始めたことを実感したきっかけはありますか? 信頼を得てたと実感した一つ目の転機は、大学を卒業した1年目から国立の和歌山大学野球部に関わっていて、数年かけてチームが安定的に結果を出して今では優勝して全国大会に出るようなチームになっています。必ずしも高校野球で活躍した選手ばかりではないメンバーのパフォーマンスが上がり、チームとしての結果も出ていく過程で、「木村が関わってチームが強くなった」と野球界の中で徐々に認知されていったんです。そこから少しずつ、自分のトレーニングや考え方が周囲に認められるようになっていったという実感は初めてありましたね。その後、大学院に入ってから筑波大学の野球部にも指導させてもらう機会があって、その時にレギュラーではない選手がレギュラーになり、首位打者を獲り、最終的には日本代表合宿に呼ばれるようになりました。その頃に私もSNSなどで自分からも情報発信を積極的にしていてフォロワーも増えてきて実感が増していきました。更にそこからMLBの松井裕樹選手からお声がけ頂いたりプロ選手の指導にも携わるようになったので三段階で認めていただけていることを実感していきました。 大学院、SNS、往復生活…過酷な2年間 ーここまで順調にキャリアを積んできたように見えますが、振り返って「これは大変だった」「苦労した」という出来事はありますか?また、それをどのように乗り越えましたか? 最も大変だったのは、筑波大学大学院で過ごした2年間です。26歳で勤めていた病院を辞めて入学したわけですが、「大学院生」という立場だけに甘んじず、同時に指導者としての現場経験も積もうと決めていました。そこで当時、週の半分は関東の筑波で授業や研究、残りの半分は関西で野球チームや選手の指導をするという生活を2年間続けたんです。平日は筑波で研究に打ち込み、週末は大阪に戻って指導――まさに東奔西走の日々でした。研究では野球の動作解析など専門的な課題にも追われ、時には深夜まで分析作業をしてそのまま車で羽田空港へ向かい、早朝の便で伊丹空港に飛んで機内で睡眠をとり、着陸したら大学のグラウンドに直行なんてこともありましたね。肉体的にもハードでしたが、自分を鍛える意味では非常に濃密な2年間でした。また、この大学院時代に合わせて、自分の名前を野球界に広く知ってもらうための発信にも力を入れ始めました。具体的には先述したSNSでの情報発信をスタートし、さらに野球選手向けのオンラインサロン(コミュニティ)も立ち上げました。ちょうどコロナ禍で指導現場が制限される中、Zoomを使ったオンライン指導や情報交換が盛んになり始めた時期で、野球界ではオンラインサロンは珍しかったのですが、その先駆けとして挑戦したんです。同時に複数のチャレンジを抱えて正直しんどい部分もありましたが、結果的に大学院での研究で理論的土台を築け、SNSやオンライン活動で野球界に名を知ってもらう基盤を作ることができました。この過酷な2年間を乗り越えたことで、自分の指導者としての方向性が定まり、大きな自信にもつながったと感じています。 セミナーから海外視察まで、貪欲に学びを追求 ー常に最新の知識や技術を取り入れて指導されている印象ですが、ご自身のスキルアップのために日頃から心がけている学びの習慣はありますか? まず、指導者としてアップデートを続けるために、基本的に毎月何かしらのセミナーや研修会に参加するようにしています。最近では「AZCARE ACADEMY」というトレーナー向けのアカデミーにも入学しましたし、他にもパフォームベタージャパンさんのセミナーでよく名前を聞く方々のセミナーにもよく参加しています。月に一度は新しい知見をインプットし、自分の指導内容をブラッシュアップして精度を高めていく。そういった自己研鑽を欠かさずに続けています。さらに、自分の視野を広げるために海外にも目を向けています。大学院を修了した2年ほど前には、時間を作ってアメリカの野球トレーニング施設を視察しに行きました。BEYOND BASEを作るつもりだったので、メジャーリーガーを多く指導されていて私が最も尊敬しているエリック・クレッシー氏の施設にも実際に赴き、MLBの世界ではどんなトレーニングが行われているのか、施設の仕組みやトレーニングコーチ、バッティング、ピッチングコーチがどのように協業していて、指導体制はどうなっているのかを肌で感じました。初めての海外渡航だったのですが、本場の空気に触れて「さすがアメリカは環境が整っている」と刺激を受ける一方で、指導内容自体は「日本も負けていないな」「すでに入ってきているな」と思う部分も多かったですね。むしろ日本の方がきめ細かい指導ができている点もあると感じ、世界基準を知ったことで自国の強みを再認識できました。この経験によって、自分が進めている指導の方向性に自信を持てましたし、良いところは積極的に取り入れようという貪欲さも一段と増したように思います。...
科学と伝統の融合でポテンシャルを引き出す~“うまくなれなかった”元球児が見つけた答え~(木村 ...
Webinar Report|質疑応答を公開!|感覚運動科学の基礎(近藤 拓人先生)
今回は、先日開催した無料ウェビナーの内容の一部をご紹介いたします。 感覚運動科学の基礎から実践的な応用までを丁寧に解説し、現場で役立つ知識やスキルについて具体的にお話しいただきました。 今回のレポートではウェビナー終盤に受講者から寄せられた質問とそれに対する近藤先生の回答をまとめています。 本テーマは2024年12月にも実施されており、基本構造や理論の整理については、以下のコラム記事にてご紹介しています。 ウェビナーレポート|近藤 拓人さん「感覚運動科学の基礎」 ご参加いただけなかった方や、復習したい方は是非あわせてご覧ください。 ■テーマ:感覚運動科学の基礎 ■開催日:2025年4月13日 ■講師:近藤 拓人 (AZCARE ACADEMY 代表 / NEXPORT 代表) 感覚・神経・運動を“情報の流れ”としてとらえる視点 運動を「筋肉を動かすこと」ではなく、感覚(入力)→ 神経系の判断 → 運動(出力)という一連の情報処理の流れとして捉える視点をもたなくてはなりません。 動きの質や学習を高めていくためには、目に見える出力だけではなく、「何を感じ取って、どんな判断を経て、その動きが生じているのか」までを含めて理解することが重要です。 このような視点が、医療・トレーニング・フィットネスなどあらゆる現場でのより本質的な評価と指導につながるとされています。 Q&Aセッション 感覚運動科学の理解をベースにウェビナー後半では医療・トレーニング・フィットネスといった多様な現場から寄せられた質問に対し、近藤さんが理論と実践をつなぐかたちで丁寧にご回答をいただきました。 以下、一部抜粋してご紹介します。 Q1:感覚運動科学は初めて聞いたお話しでしたが、今回の講義のようなアプローチをパーソナルトレーニングで提供する場合は、医療機関と提携すべきでしょうか?近藤さんが医療機関と提携されている内容や注意事項があれば教えてください。 A: 提携は手段であって目的ではありません。目的は「クライアントに安全で適切な運動を提供すること」です。...
Webinar Report |エクササイズ動画有|ツールを用いた制約主導アプローチの実例 メ...
今回は、先日開催したBest Performance Laboratory 様との無料コラボウェビナー第六弾の後編をご紹介いたします。 (前編の記事はこちら) ■テーマ:スポーツパフォーマンス向上と傷害予防のためのコンディショニング -ツールを用いた制約主導アプローチの実例 - ■開催日:2025年3月29日 ■講師:桂 良太郎 (株式会社Best Performance Laboratory 代表取締役) 制約主導アプローチ × メディシンボール 「制約主導アプローチ(Constraints-Led Approach)」では、“何を意識させるか”ではなく、“どのような状況に置くか”で動作を引き出すという考え方が重要視されます。 今回は、動作の制約として活用する3種類のメディシンボールに焦点を当て、ツールごとに異なる活用方法を、具体的なエクササイズとともに紹介いただきました。 ソフトメッドメディシンボール|特徴とエクササイズ例 軽量で片手でもしっかり握ることができる設計により、従来の大きなメディシンボールでは難しかった片手のスローイングやピッチングなどの回旋動作を安全かつ効果的なトレーニングができます。 この特性により、肩関節の外旋動作や片手操作を必要とする競技(野球、テニス、ハンドボールなど)におけるパフォーマンス向上と、傷害予防の双方に有効です。 Side Lying ER Toss / Upward...
Webinar Report|明日から使える!ツールを用いた制約主導アプローチの実例 ケトルベ...
今回は、先日開催したBest Performance Laboratory 様との無料コラボウェビナー第六弾の内容を前編後編の2回に分けてご紹介いたします。 トレーナー・セラピスト・医療従事者・学生など、幅広い層が参加した本ウェビナ ーでは、理論と実践の両面から深い学びを提供いただきました。 ■テーマ:スポーツパフォーマンス向上と傷害予防のためのコンディショニング -ツールを用いた制約主導アプローチの実例 - ■開催日:2025年3月29日 ■講師:桂 良太郎 (株式会社Best Performance Laboratory 代表取締役) 制約主導アプローチとは? ~理論的背景と実践的意義~ 制約主導アプローチの理論的背景として、「非線形運動学習理論」「エコロジカルアプローチ」「運動制御理論」などをご紹介いただきました。 中でも注目されたのは、ロシアの運動科学者ニコライ・ベルンシュタインが提唱した「繰り返しのない繰り返し(Repetition without repetition)」という考え方です。 これは、“同じ結果を得るためには、毎回違う動作が必要である”というパラドックスのような概念で、従来の「理想的な動きを繰り返して習得する」というアプローチに一石を投じるものでした。 「熟練者ほど動作のばらつきが大きい」という事実を、プロ野球投手や熟練の鍛冶職人の動作解析例を用いて解説いただきました。 こうした背景を踏まえ、制約主導アプローチでは「環境」「生体(身体)」「タスク(課題)」という3つの制約が相互に作用することで、最適な動作が自然と導き出されるように設計しなければなりません。 その中でも「ツール=道具」はタスク制約の一つとして、動作を“導く”強力な仕掛けとなります。 「何を意識させるか」ではなく、「どのような状況に置くか」によって動作を引き出す。 こうした指導の発想転換が、現在のスポーツやリハビリ、フィットネス指導に求められています。 ケトルベルを活用したエクササイズ“正しい動作”と“エラー動作”の比較 正しい動作とよくあるエラー動作の理解を深めるため、実際の動作動画を用いながらクイズ形式で解説いただきました。...
Webinar Report|明日から使える!ツールを用いた制約主導アプローチの実例 ケトルベ...
代替の効かない器具やスペースを考慮した効率の良いレイアウトを作る5つのポイント
今回はジムの開業をする上で非常に大切な「スペース」と「器具の配置」についてです。 トレーニングの効率を最大化し、快適で機能的なジム作りを目指すためにジム開業における「代替がきく・きかない」を考慮したレイアウトと器具の選定について、5つのポイントに分けてご紹介します。 1. レイアウトの考え方:「どこに何を置く」より「どこで何をする」を先に考える 施設を設計する際、最も重要なのは「どこに何を置くか」ではなく、「どこで何をするか」です。レイアウトを考える前にまず、トレーニングメニューや施設のコンセプトを明確にしましょう。 例えばプラットフォームを設置する場、スクワットラックやその他のウェイト器具は後からでもレイアウトの変更は可能ですが、プラットフォーム自体を移動または撤去するのは大掛かりな作業になります。 プラットフォームや、メディシンボールウォールなど「専用のエリア」になる設備は「どこで何をするか」を事前にしっかりと見極めることを推奨しています。 2. フリースペースは必要? ジムの自由度や利便性を高めるためにフリースペースを取り入れるケースは増えていますが、全ての施設に必須ではありません。フリースペースを設ける際は、まず施設のメインの用途を考慮し、その上でどう活用するかを決めておくことが大切です。 器具を置かずに「なんでもできるスペース」として準備したものの、ストレッチをするためだけの場所になってしまうケースも見受けられます。 「代替がききすぎる」が故の悩みになりかねませんので、自身の施設のコンセプトからいくつかの用途を想定しておくことを推奨します。 3. 大型器具のスクワットラック、ファンクショナルトレーナーの配置 スクワットラックやファンクショナルトレーナーなどのケーブルマシンは大型器具は設置場所によって施設全体の効率や安全性が大きく変わります。 特にスクワットラックは安全面も考慮し、周辺の器具との兼ね合いやフリースペースとの距離なども含めて慎重に決めてください。チームスポーツなどのアスリート向けの施設やパーソナルトレーニング限定のジムなど、利用者がトレーニングに慣れていたり、トレーナーの目が届くケースを除いてスクワットラックの周辺は自由度を持たさすぎないことをお勧めします。 4. 初期の段階は「買いたい器具」ではなく「提供したいトレーニング」を最優先 ジム開業時には、器具の購入を急ぐあまり、自分が使いたい器具を選びがちです。しかし、最初に選ぶべきは「提供したいトレーニング」や「施設の目的」に合った「必要な器具」です。 また、器具によっては代替できることもあるため、利用頻度が少ないことが想定される場合は「複数の用途がある」ことも判断基準にすることをお勧めします。 例えば、スーパーバンドをつなぐことでゲームスピード360を代替したり、スタッカブルステップとプライオボックスは優先度の高い方を選択しどちらかを代替するなど検討してみてください。 参考活用例: https://www.performbetter.jp/blogs/lab/2023081516 5. 安全な施設を作るためのポイント 「安全性」はジムを作るうえで最も大切な要素です。器具同士やエリア間の距離はもちろんですが、利用者やトレーナーがジム内でどう移動するかを想定することも重要です。 例えば有酸素マシンは「トレーナーも不要で有酸素トレーニング以外に使うことはない」ケースがほとんどのため、ジム内では代替不可として独立して考えることをお勧めします。 有酸素トレーニングだけの利用者が多く想定される場合には入り口付近のデッドスペースに設置するなど工夫すると施設内の無駄な導線が少なくなりストレスの軽減につながります。
【アメリカ本社事例】プロチーム、大学チーム等の施設
今回はアメリカ本社が手がけた実際のジム開業事例をご紹介いたします。 施設のレイアウトや設備の配置を最適化することで、トレーニング効率やスペースの最大活用の実現が可能です。ぜひご自身の理想的なジム作りに役立ててください。 1. Miami Dolphins(NFL)- プロフェッショナルチームのトレーニングルーム 面積:1486㎡ アメリカンフットボールチーム、Miami Dolphinsのトレーニングルームは広大な面積を活かし、パワーラックとハーフラックを向かい合わせにしたスクワットラックユニットが10台以上並べられています。この配置により、チーム全員がトレーニングできる空間が確保され、プラットフォームやケーブルマシン、ダンベル、ケトルベルなども完備されています。スペースに余裕があれば、スクワットラックとプラットフォームを分けて設置することで、同時にトレーニングできる人数が増え、効率的なトレーニングが可能になります。 2. Lakeshore Learning - プライベートジム 面積:408㎡ カリフォルニアにあるLakeshore Learningは、長い直線の人工芝エリアとウェイトトレーニングエリア、さらにサスペンショントレーニング器具を設置できる専用のラックエリアに分かれたデザインが特徴です。施設の面積が広いため日本にそのまま参考になるわけではありませんが、このレイアウトを縮小すれば、パーソナルジムやフリー利用エリアとして非常に機能的なジムが作れるでしょう。有酸素マシンの導入が一般的な日本市場においても、フリーエリアとパーソナルエリアをうまく組み合わせることで、利用者のニーズに対応したジムが実現できます。 3. University of Rhode Island - 大学のトレーニングルーム 面積:510㎡ PERFORM BETTER本社があるロードアイランド大学のトレーニングルームでは、スクワットラックが壁沿いと人工芝エリアに並べられ、それぞれ背中合わせになっています。ラックにはプラットフォームが設置され、ファンクショナルトレーナーも人工芝エリアに向けて配置されています。日本のジムでは、スクワットラックやファンクショナルトレーナーを壁沿いに設置するレイアウトが多いですが、正方形に近いジムではこのレイアウトが非常に有効です。フリースペースを充実させることで、利用者の動きやすさを確保でき、より効果的なトレーニング空間を提供できます。 4. Holliston High...
ジム改装|床材の一部入れ替え (川合智さん / PM Performance)
今回は、パフォームベタージャパンサミットにも毎年ご登壇いただいている川合智さんが運営するパーソナルトレーニンジム「PM Performance」の床材の一部リニューアルを担当いたしましたのでご紹介します。 ご要望 ・既存の人工芝が痛んできたので別の材質に変更したい ・トレーニングがしっかりとできることに加えて、お手入れしやすい材質が好ましい 上記を踏まえ、パネル式やロール式、厚みの違いやカラーなど複数のパターンを提案いたしました。 導入いただいた床材|ラバーマット 厚みがあり、衝撃吸収と防音性に優れた「30mmタイル」ラバーマットのグレーを導入いただきました。また、汚れも目立たずに掃除などのお手入れも簡単なため、今回のご要望に最適な材質です。 ご自身のご希望に合う床材が気になる方は、ぜひこちらのコラムもご覧ください。ラバーマットの種類と選び方 Before 施設オープン時から使用していた人工芝は一部が剥がれ、隙間ができている状態でした。PM Performanceのように利用者が多い施設では、人工芝の劣化が早く、お手入れに手間がかかるケースもございます。 After 既存の人工芝の一部は残して、トレーニングエリアのみにラバーマットを施工しました。床材のグレーと壁のライトグレーがマッチし、より一層ジムの雰囲気を高める仕上がりとなりました。 また、人工芝とラバーマットの高さに約25mm程度の違いが出たため、境目にはスロープ材を設置し、安全性にも配慮しています。 今回のように、既存の床材の一部入れ替えも承っておりますのでお気軽にご相談ください。 株式会社パフォームベタージャパン
ジム開業・改装などを
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施設見学・一括お見積もりを承っております
導入器具に関するご相談はもちろん、物件選びや施設レイアウト、床材の選び方などの初期段階からご相談いただけます。時期未定、構想段階でも構いませんので、お気軽にご相談ください。
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無料のお役立ち資料を配布しております
物件選びや床材の選び方、施設レイアウト、器具の選定などで押さえておきたいポイントをまとめた全30ページの資料です。ジムの開業や、トレーニングルームのリニューアルを検討している方にもお役立ていただけます。
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