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ジム開業 | ラックとファンクショナルトレーナーのレイアウト

ジム開業 | ラックとファンクショナルトレーナーのレイアウト

今回はジム開業時のレイアウトで1番最初に決めることが多い「スクワットラック」と「ファンクショナルトレーナー」の位置についてPBアメリカ本社の事例も交えてご紹介いたします。大型の器具は施設全体のレイアウトを決める大きな要素になりますので、本コラムが考えを整理するヒントになれば幸いです。

*施設全体のレイアウトを考えるポイントは以前のコラムにまとめておりますので、こちらを参考にしてください。

スクワットラックの並べ方

(1)壁沿いに並べる

スクワットラックは鏡を設置した壁に沿って並べていくのがオーソドックスで多く見られる設置方法です。
施設の壁際に大型の器具が並ぶことで有効スペースが取られずにジム内が広く使えるメリットがあります。パーソナルジムや2~3台のラックを置く施設面積であればこの並べ方を推奨しております。

 

(2)エリアをまとめて二列に並べる

一列では足りない場合や、「ストレングストレーニングのエリア」などを明確に分ける場合は二列に並べるケースもあります。
特に、チームスポーツなど複数人が同時にストレングストレーニングを行う施設では、トレーニングコーチの目が届きやすく、多く見られるレイアウトです。
エリアを明確に分けることで、他の用途を考えずにラックに特化した床材やプラットフォームを選択できるメリットがあります。
一方で鏡を設置する場合、壁と反対側に置かれたスクワットラックには自立式やキャスター付きの鏡を準備する必要があり、安全面では若干の不安が残ります。

*参考画像の施設は鏡は設置していません。

ファンクショナルトレーナーの設置場所

(1)スクワットラックの近くに設置

日本では、ファンクショナルトレーナーの設置場所はスクワットラックの近くが1番多い傾向にあります。
フリースペースを確保するために大型の器具をまとめることで施設全体を広く使用できるメリットがありますが、ラックとファンクショナルトレーナーの距離を確保できないと、どちらもクライアントの動きが制限されて器具を最大限に活用できないケースもございます。

 

(2)フリースペースに設置する

ファンクショナルトレーナーを有効的に活用する場合、最低でも前面の半径3m程度を確保することが理想です。
アタッチメントを変更して腰や身体に巻きつけたローテーショナルスクワットや、アルミバーなどを使用するエクササイズも制限なく実施する場合にはフリースペースへの設置もご検討ください。
ただし、フリースペースに設置する場合は、本体の脚が他のトレーニングの邪魔になりますので床への埋め込みを推奨しております。

*フリースペースについてはこちらのコラムをご確認ください。

まとめ

スクワットラックとファンクショナルトレーナーはスポーツチーム・大学のトレーニングルームからパーソナルジムまで幅広く導入される組み合わせです。

・スポーツチーム・大学ではスクワットラックを二列にし、ファンクショナルトレーナーを別のエリアに設置することで、大人数のトレーニングに対応いただけます。

・パーソナルトレーニングジムでは、同時にトレーニングする人数が2~3名程度のため、同じエリアに設置することでその他の有効スペースを確保いただけます。

ご自身の施設のコンセプトと対応クライアントを整理してレイアウトを確定することを推奨しておりますが、悩まれた際はお気軽にパフォームベタージャパンまでお問い合わせください。

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