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Webinar Report|モーターコントロールマトリクス(近藤 拓人先生)|サミットプレウェビナー

セミナー 活動報告
Webinar Report|モーターコントロールマトリクス(近藤 拓人先生)|サミットプレウェビナー

今回は、先日開催した無料ウェビナーの内容の一部をご紹介いたします。
オンラインアカデミーのAZCARE ACADEMYやオンラインサロン PLAZ+を主宰し、パーソナルトレーニングジムNEXPORTでは代表を務められている近藤拓人先生に「運動を5段階に分けて定義し、再構築する方法」について解説いただきました。

本ウェビナーは10/18~19に開催するパフォームベタージャパンサミット2025のプレウェビナーになりますのでご検討中の方は参考になれば幸いです。 

■テーマ:モーターコントロールマトリクス:姿勢・動作の再構築を目指した5階層モデル(2025年版)プレウェビナー編

■開催日:2025年7月20日

■講師:近藤 拓人 (AZCARE ACADEMY 代表 / NEXPORT 代表)

モーターコントロールマトリクスとは?

姿勢や動作のコントロールに必要な介入を、5つの階層モデルに分類し、段階的に実践していくのがモーターコントロールマトリクスです。
以下の5つの段階に沿って、現場でのトレーニング処方や感覚器介入の考え方を紹介いただきました。

1.感覚統合(Sensory Integration)
2.
内的焦点(Internal Focus)
3.外的焦点(External Focus)
4.外部負荷(External Load)
5.課題思考型の運動(Goal-Directed Movement)

それぞれの段階では、感覚系、神経系、筋骨格系の連携を前提としたトレーニングの選定が紹介され、感覚運動科学に基づいた介入の重要性が示されました。

包括的なトレーニング戦略としての5階層モデル

本モデルは単なる運動の分類ではなく、低・中・高強度の運動を統合した包括的なトレーニング戦略として位置づけられます。

たとえばNEXPORTでは、

低強度のフェーズではピラティスを活用し、正しい動作学習とリグレッションにより身体を整える

中強度フェーズではムーブメントトレーニングを通じて外的焦点を引き出す

高強度フェーズではウエイトやスレッド等を用いたパフォーマンストレーニングを実施

このように、「どのフェーズを誰に、いつ、どの順序で提供するか」を設計することで、リハビリから競技力向上まで幅広い対象に対応可能なアプローチとなります。

特徴的な介入例:ピラティスリフォーマーでの姿勢制御トレーニング

ウェビナー内では、ピラティスマシン(リフォーマー)を活用した事例が紹介されました。
たとえば、仰臥位でリフォーマーを用いてスクワットに類似した「フットワーク」エクササイズを行うことで、過剰な緊張や腰痛を回避しながら腹筋優位のパターンを学習させることが可能になります。
このようなマシンによるリグレッション(意図的なレベルの引き下げ)は、口頭指示では習得が難しいパターン学習を促進する効果的な方法とされ、「筋トレ」ではなく「運動学習」としての意味づけが強調されていました。

ディスカッション&Q&A

参加者からの質問に対し、自身の臨床経験や現場実践をもとに具体的にお答えくださいました。
以下、一部抜粋してご紹介します。

Q1:近藤さんがトレーニングを見る際には、5階層モデルの前に動作評価や姿勢評価を行っていますか? もし行わない場合は、理由を教えていただきたいです。

A:
私たちが行っている低閾値や中閾値のエクササイズそのものが、動作評価としての役割を果たしていると考えています。
静的なアライメント評価(立った状態での姿勢チェック)などは、「振り付けのような指導」になりやすく、脳が無意識的に姿勢を制御する力を引き出すものにはなりません。
むしろ、さまざまな動作を通じて正しいパターンを学習することで、自然と立位姿勢も改善していくと考えています。

Q2:この5階層モデルに当てはまらない痛みや不調の目安があれば教えていただきたいです。

A:
もちろんあります。
5階層モデルは運動療法に基づいたアプローチなので、基本的には慢性痛や慢性的なパフォーマンス低下などが対象です。
一方で、骨折・肉離れなどの急性期や運動禁忌の状態では適応外になります。
対象や段階を正確に見極めたうえで適用していく必要があります。

 

 

 

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