TOP > COLUMN > サミットレポート(1/3)|前日カンファレンス(2024)

サミットレポート(1/3)|前日カンファレンス(2024)

セミナー
サミットレポート(1/3)|前日カンファレンス(2024)

10月18日(金)〜20日(日)に開催した「PERFORM BETTER JAPAN SUMMIT 2024」の内容の一部を全3回に分けてご紹介させていただきます。
本日は前日カンファレンスついてご紹介します。 今年は、サミット本体にもご登壇いただいた桂良太郎さん、近藤拓人さんの両名にご自身が主宰するアカデミーの新講座のイントロダクションをご講義いただきました。

テーマ:BPA-CFTイントロダクションコース ボディメイクを効果的に行うためのコンディショニングの理論と実践 - ボディメイクトレーニングに必要な機能改善と動作の秘訣 -

講師:桂 良太郎さん (株式会社 Best Performance Laboratory 代表取締役)

講義概要

今回の講義は、ボディメイク指導に特化したパーソナルトレーナーのために新たに開発された、以下2つのプログラムのイントロダクションの位置付けとなります。

1.現地プログラム:Mentorship Education Program - Fitness Course - メンターシップエデュケーションプログラム - フィットネスコース -
2.完全オンラインのeラーニングコンテンツ:BPA-CFT(Certified Fitness Trainer)

「筋肉がつかないのは素質や骨格のせい」「根本的な問題解決ではなく小手先のテクニックに走りがち」「筋力が強いか弱いかで判断する傾向」「高重量で追い込んだら怪我をするのは仕方がない、という認識』といったボディメイク業界によくみられる傾向をBest Performance Laboratoryが提唱するコンディショニングの観点から解説いただきました。

以下、一部抜粋

ウィークリンク(弱い連結部位)を抽出する

出力を抑制している機能不全を抽出し、「適切な筋の動員パターン」を改善しなければ左右差を改善することや、本来持っている筋力を取り戻すことはできない。

適切な筋の動員パターン

問題の動きに関与する筋群の中でひとつの筋群だけが増強されると、関節の動きそのものに正確さが失われることになる。

ウェイトトレーニングの指導の質を上げるために

全身の可動性と安定性の機能不全を抽出できるようになる。
そして、それぞれの機能不全について処方箋をだせるようになる。
ということが必要。

多くのプロアスリートやオリンピック日本代表選手のみならず、トップボディビルダーやトップフィジーク選手のコンディショニングも指導している、Best Performance Laboratoryのコンディショニングメソッドを知ることができる、ボディメイク特化型の講義内容となりました。

テーマ:LMS for Athletic Rehabilitation - LMSをアスリートのリハビリに活用する方法

講師:近藤 拓人さん (AZCARE ACADEMY代表、NEXPORT代表)

講義概要

今回の講義は「移動スキルの訓練を通じて本来身体に備わっていた機能を再獲得」を目的とする以下の講座のインタロダクションの位置付けとなります。
・Locomotor Movement Skill (以下LMS) Basicコース / Advanceコース

LMSが中枢神経系に与える効果や情動と運動の関係性などの基礎内容から、運動学習理論から紐解いたLMSの優位性や活用法などの応用的な内容まで詳しく解説いただきました。

以下、一部抜粋

LMSとは

Locomotor(移動) Movement(動作) Skillの略称で、さまざまな障害物を用意して超えたり利用したりして、A地点からB地点まで移動するトレーニングです。
パルクールに馴染みがある方はイメージがつきやすいかと思います。
LMSでは、目標指向型運動を通じて認知機能・身体機能・自己効力感の再獲得を目指します。

・目標指向型運動(Goal directed movement)
→top-down運動を用いた運動様式でLMSを向上させることができる

・top-down運動:結果を評価【環境変化あり、反復のない反復、周囲とのコミュニケーション】
→ギックリ腰が起きる瞬間はタスクを達成しようとして身体がついてこないため発生する
→top-down運動で終わらせないと日常やスポーツのパフォーマンスは向上しない(ブリッジザギャップ)

・Bottom up運動:過程を評価【環境変化なし、再現性の高い反復動作、身体や動作などに意識を向ける】
→コレクティブブロックで求められる

LMSの活用法

・ムーブメントエクササイズの中にどれだけの要素を見つけられるか
→bottom upで股関節屈曲やその他関節の動きを入れてもギャップは埋まらないので、ムーブメントでtop-downの動きを入れていく
→足関節の可動域をあげる為にコレクティブの後に、CKCのダイナミック運動を行ってムーブメントでtop-down型のモビリティを向上させる

・floor種目で対側性の動作を向上させる
→いきなり立位は改善されないのでLMSを実施することで歩行なども改善し易い

講義後にパネルディスカッションと質疑応答の時間を設けました。
今回の新講座について、今後のアカデミーの展望や個人的に注目している分野や情報、今年拡張、出店した新しい施設についてお二方にお話しいただきました。

もっと詳しく知りたい方へ

Best Performance Academy

BPA-CFT(Certified Fitness Trainer)
ボディメイク指導に特化した、パーソナルトレーナーのためのeラーニングコンテンツ
>>詳しくはこちらから
https://bestperformanceacademy.jp/product/12

AZCARE ACADEMY

Locomotor Movement Skill Basicコース
LMSの基本種目を習得する講座。 体力レベル問わず、老若男女に応用可能です。
>>詳しくはこちらから
https://locomotor-movement-skill.azcare.jp/course/basic/

Locomotor Movement Skill Advanceコース
LMSの中級種目を習得する講座。 より発展的な運動により更なる身体機能の強化が可能です。
>>詳しくはこちらから
https://locomotor-movement-skill.azcare.jp/course/advance/

ジム開業・改装などを
​検討中の方へ

施設見学・一括お見積もりを承っております

導入器具に関するご相談はもちろん、物件選びや施設レイアウト、床材の選び方などの初期段階からご相談いただけます。時期未定、構想段階でも構いませんので、お気軽にご相談ください。

詳しく見る

無料のお役立ち資料を配布しております

物件選びや床材の選び方、施設レイアウト、器具の選定などで押さえておきたいポイントをまとめた全30ページの資料です。ジムの開業や、トレーニングルームのリニューアルを検討している方にもお役立ていただけます。

PDFをダウンロードする