今回は、よくご相談いただく定番器具のメンテナンス方法を3つご紹介します。
器具を長持ちさせ、見た目を美しく保つための日常的なメンテナンスのヒントになれば幸いです。
1. エクササイズバンドは、乾かしながら掛けて保管
トレーニング施設で最も多く使用される消耗品のミニバンドやスーパーバンドですが、使用頻度はもちろんお手入れや日常の保管方法によっても耐久性が大きく変わります。
エクササイズバンドはゴム素材のため、汗で濡れた状態で畳んだり丸めて長時間放置すると素材同士がくっつき劣化を早めてしまいます。
使用後はアルコールスプレーでの除菌・乾拭きをルールとしている施設もあるかと思いますが、使用頻度が多いと毎回その手間をかけられないケースもあるのではないでしょうか?
そこで、パフォームベターでは乾かす手間を省くために「ラックに掛けて保管」を推奨しております。
■長持ちの秘訣
・濡れたまま保管しない
・丸める、折りたたむなどのように、1箇所に負荷が掛かる保管は避ける
画像のようにマットラックの片側をバンド用にすることでスペースの有効活用にもつながります。ぜひお試しください。
2.ケトルベルの軽微な傷は“キズペン”で隠す
使用期間が長くなり、ケトルベルのサビや傷などの汚れが気になる方も多いのではないでしょうか?
使用中の汗によるサビや床などに当たる際にできる傷が大きな原因ですが、ラックから出し入れする際に、他のケトルベルとぶつかってしまい傷ができるケースもあります。
どうしても避けられない軽微な傷には、以下の方法をお試しください。
■お手入れ方法
車のボディなどに使用するキズペンを少しずつ該当箇所に塗布する
■ポイント
・傷の状態によっては塗った箇所は大きく色が変わってしまう可能性もあるため少しづつ塗る
・クレヨンタイプだと塗る量を調整しやすい
あわせて日常のメンテナンスとして、サビ防止のためにトレーニング後に汗や水分が付いたら乾拭きするとより効果的です。
3.スクワットラックに溜まった汚れはクリーナーでリセット
スクワットラックは使用期間が長くなるにつれて、プレートホルダー、セーフティバーや支柱などの汚れが気になる方も多いのではないでしょうか?
それらの汚れのほとんどは「汗などの水分による錆び」が原因です。
清潔に保つには、スクワットラック本体だけでなく、オリンピックシャフトやハーフラックの懸垂バーなどの手で握って汗が付きやすい箇所をこまめに乾拭きすることをおすすめします。
汚れが溜まった場合は、以下の方法をお試しください。
■お手入れ方法
パーツクリーナーのスプレーを「少量」吹きかけしっかりと拭き上げる
■ポイント
・プラスチック使用可のモデルであれば、パーツを傷つける心配が少なくおすすめ
・大量にスプレーすると、吹き残しにより埃が溜まり逆効果になることも
株式会社パフォームベタージャパン