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サミットレポート(1/3)|前日カンファレンス

施設 活動報告
サミットレポート(1/3)|前日カンファレンス

10月17日(金)〜19日(日)に開催した「PERFORM BETTER JAPAN SUMMIT 2025」の内容の一部を全3回に分けてご紹介させていただきます。
今回は前日カンファレンスついてご紹介します。
北島康介をモデルケースに「アスリートの身体評価をアップデート」のテーマでディスカッションを実施しました。

まずは現役時代に競泳日本代表のトレーナーとしてコンディショニングを担当してた小泉圭介さん、現在、実際にトレーニングに通うBest Performance Laboratoryの桂良太郎さんにスライドを使いながら講義いただき、近藤拓人さんにはその場で初めて北島康介の身体を評価いただきました。

アスリートの身体評価をアップデート
-現役期・引退後の目的の目的の変化に応じたトレーニング戦略

1.小泉圭介 現役時代の課題と取り組み

小泉さんからは当時の北島康介の身体評価から実際に取り組んだエクササイズをご紹介いただきました。
当時の身体評価の画像やレース中の映像も交え、非公開情報も含めた内容で現役時代の北島康介の特徴や課題を振り返しました。

2.桂良太郎 現在のトレーニングプログラム

桂さんからはBest Performance Laboratoryの身体評価システムやトレーニングプログラムから、現在の身体の課題解決や、仕事とプライベートを充実させるために取り組んでいるトレーニングをご紹介いただきました。

3.近藤拓人 初めて対応するアスリートの身体評価

近藤さんには小泉さん、桂さんのお話を受けたうえで北島の身体を評価しながら、初めてクライアントを身体評価をするうえでのポイントや順序などを自身の施設「NEXPORT」でも取り組んでいる内容も踏まえてご紹介いただきました。

現役期と現在で共通する胸椎、脊柱のモビリティの課題

現役期から今に至るまで身体の特徴である胸椎や脊柱の可動性についてそれぞれの見立てや、エクササイズ戦略をディスカッションしました。

北島本人が現在感じている「背中の違和感」との関連性などそれぞれの見立て、戦略と実際のエクササイズもご紹介いただきました。

アスリートとの関わり方「競技特異性」について

アスリートと関わるうえでは必ず話題に出る「競技特異性」についてもディスカッションが行われました。
特定の部位を鍛えたり、エクササイズなどの目先のテクニックに頼るのではなく、まずトレーナーの立場としては競技そのものの理解度よりも、「競技動作のバイオメカニクスを理解する力」の重要性が述べられました。

アスリートに求められるリテラシーとセルフマネジメント力

北島からは、「アスリートが判断すべき部分と、身体に関してはトレーナーに委ねる部分を自分自身で整理することが大切で、トレーナーの知識、技術を活かすにはアスリートのリテラシー次第で大きく変わる」と意見がありました。
現役時代を振り返り、セルフマネジメント力とリテラシー、またトレーナーを含めた周りのスタッフとの信頼関係が相互に支え合うことで、コンディションやパフォーマンスを長期的に維持するには重要であることが再認識されました。

今回は北島康介をモデルケースとした「アスリートの身体評価」をテーマにディスカッションを実施しましたが、今後も別のテーマで様々な講師をお招きして開催していきたいと思います。

サミット本体のレポートはまた改めてご紹介します。

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